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【王座戦】藤井聡太王座vs永瀬拓矢九段 第3局始まる 戦型は角換わり 超ハイペースの指し手

日刊スポーツ / 2024年9月30日 9時40分

王座戦5番勝負第3局に臨んだ藤井聡太王座(右)永瀬拓矢九段(外部提供)

藤井聡太王座(竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖=22)が永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける、将棋の第72期王座戦5番勝負第3局が30日、京都市「ウェスティン都ホテル京都」で始まった。

第1、2局とも快勝した藤井が一気に初防衛を果たすか、永瀬が“王座奪還”に踏みとどまるか。注目の一戦となる。

午前9時、立会人の谷川浩司17世名人が定刻になったことを告げると、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。先手の永瀬は飛車先の歩を突いた。藤井はお茶を一口飲んだ後、目を閉じて集中力を高め、飛車先の歩を突き返した。戦型は角換わりに決まった。お互いの研究の範囲内か、指し手が速く、開始20分で、すでに40手を超えた。

両者の対戦成績は藤井の17勝7敗。タイトル戦では過去2度対戦し、いずれも藤井が制している。

昨年は藤井が7冠を保持した挑戦者として永瀬王座に挑み、3勝1敗でタイトルを奪取して史上初の8冠全制覇を果たした。今期は立場を入れ替えてのタイトル戦。同ホテルは藤井にとって偉業達成の縁起のいい場所でもある。

対局は持ち時間が各5時間。昼食休憩と夕食休憩を挟み、夜までに決着する見込み。

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