石原良純「なかなか見たことないよね」石破茂総裁就任後の初取引での日経平均大幅下落に

石原良純（2022年12月撮影）

27日の自民党総裁選で石破茂新総裁（67）が選出されて初めての取引となった30日の東京株式市場で、日経平均株価が一時1800を超える下げ幅を記録したことが、同日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜午前8時）の放送中に速報された。

総裁選をめぐるパネル企画のさなかに、大幅下落となった日経平均株価について速報。番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は「株価が大幅下落ということです」と報じ「アメリカの経済なのか、石破さんになって円高で、となるのか」と述べると、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「そっち（石破氏の影響）じゃないですかね」としながらも「これはテクニカルな問題で、別に日本経済がどうのこうのという話ではないと思いますよ」と、冷静に分析した。

羽鳥が「1回目に高市さんが1位になった時に円安（株高）となって、決選投票で石破さんになったら円高（株安）になって。そして週明けはこんなに感じになっていますということ。そういうものなら落ち着いていくんですかね」と述べると、玉川氏は「高市さんになってほしかった人たちは、これで日本経済がどうのこうのと言うのでしょうが、これは短期的な動きで、円高になるか円安になるかと、そういうことだと思いますよ」と解説。見解を問われた政治ジャーナリスト田崎史郎氏も「（短期的）だと思いますよ」と述べた。

一方、俳優石原良純は「でも、なかなか見たことないよね。新政権発足で、ご祝儀相場なんてこともあったけど、そういうものではない反応を示している」と指摘。その上で「これもそうだし、総裁選もそうだし、次の衆院選も、今までとはかなり違うなあと。何が起こるか分からないという感じがします」と述べた

番組エンディングでは、一時1800円下落したことを伝えたが、市場関係者の話として「この下落は想定内」とのコメントを伝え「衆院解散・総選挙の放送が出たこともあり、徐々に値を戻していくという見方も出ている」と伝えた。

良純は「木曜、金曜が上げたから、その分くらい…」と述べ、元財務官僚の山口真由信州大特任教授も「（先週は）高市さん（の総裁就任）を折り込んだ数字だった」と、いずれも冷静な見方を示した。