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森喜朗氏「恐らくこれが最後になる」病院から駆けつけ杖を手に壇上へ 旧知の鈴木宗男氏の会

日刊スポーツ / 2024年10月3日 5時0分

鈴木宗男参院議員(右)の「叱咤激励する会」であいさつする森喜朗元首相=2024年10月2日

自民党でかつて森派を率い、流れを継いだ旧安倍派にも影響力を持ってきた森喜朗元首相(87)は2日夜、東京都内のホテルで開かれた鈴木宗男参院議員(76)の「叱咤激励する会」に出席し、あいさつした。

病院から直接駆けつけたという森氏は、つえを手にしながら壇上に上がった。自民党総裁選やライフワークの日ロ関係などについて語る中で「おそらく僕にとって、こういうところで、こういうあいさつするのは最後ではないかな、と思っている。鈴木さんの応援も、ひょっとしたらこれが最後になるのではないか。それだけ、鈴木さんには世話になった」と述べた。

森氏と鈴木氏は、鈴木氏が中川一郎氏の秘書を務めていた時からの旧知の間柄という。森氏は「私はこのままいつ死ぬか分からないが、このあとは鈴木さん、命をかけてロシアとの関係を良くしようではないですか。よろしくお願いします」とも述べ、日ロ関係の改善に向けた強い思いも口にした。

森氏はあいさつの中で、総裁選を終えたばかりの自民党について「しばらく党内の混乱が続くと思う」と分析。ともに来賓として出席していた自民党の森山裕幹事長(79)に対し「党内を静める役割をされるにはうってつけの人だ。党の混乱は一時的なこと。しっかり自民党を立て直して、自民党をお支えいただければと思う」と述べ、石破茂首相(67)を支える立場となった森山氏に期待を示した。

石破首相や、総裁就任への期待を示していたとされる小泉進次郎選対委員長(43)には、特に言及しなかった。

一方、ロシアとウクライナの間で続く戦闘に触れながら「これだけのことになっているのに、日本の政治家は(解決に向けて)手をあげない。総裁選でこれだけの候補者がいたのに、ロシアの問題を語った候補者はだれもいなかった」とも指摘した。

森氏が会場を後にした後、あいさつに立った宗男氏は「森総理はいつも、命を削って戦っておられる。あのおとこ気を失ってはいけない、忘れてはいけないと、あらためて教えられた」と、訴えた。

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