室井滋「100以上の単発バイト」経験、表札販売員で訪れた豪邸には時代劇の超大物が…

室井滋（22年9月撮影）

女優室井滋（65）が3日、フジテレビ系「ぽかぽか」（月～金曜午前11時50分）に生出演。大学生時代に数多くの単発バイトを経験し、表札の飛び込み受注をしたときに、テレビドラマの水戸黄門役で知られる俳優西村晃（97年死去）宅で本人に営業をかけたエピソードを披露した。

番組では室井の「個性的すぎる素顔」と調べて「単発バイト100種類以上」との項目を探り当てたと発表。室井は「大学生のときから、途中から事務所に入って女優にはなったんですけど」と話し「それだけではやっていけないので、仕事がきたら、やっぱりそっち（女優業）優先で行かなきゃいけないじゃないですか。だからそうやっている間に単発のバイトがバンバン増えちゃったんです」と、女優との掛け持ちをしている時期に単発バイトの種類が増えた経緯を説明した。

室井の経験した過去の単発バイトとして「家庭教師」「ラーメン試食調査」「美大の絵画モデル」「縁日のソーダ売り」「ホステス」「ベビーシッター」「探偵アシスタント」などが列挙された。その中で目を引いたのは「表札　販売員」。

室井は「今は個人情報が厳しくなりましたけど、その当時は、郵便配達員さんが困らないように、家族の名前をきちっと書きましょう、というフルネームを出してくださいということを、みなさんに訴えた」と説明した。さらに「家族の名前を書いたものを書きませんか、って営業にピンポンして…」と話した。

表札の個別飛び込み販売でのエピソードで室井は「西村、ってお名前が書いてあったんで、立派なお宅だった。友だちと2人で行って、入っていったら、西村晃さん…黄門さま…がステテコ一丁で、（玄関に）出てらしたんですよ」と衝撃の初対面を思い起こした。

室井は「黄門さんやんけー、10個ぐらい買っていただけるかもしれない」と瞬時に皮算用を働かせたと語った。

西村から「お金を持たせてもらってないから、奥さんに言っておくから明日また来てね」と約束を取り付けたという。室井は「うれしー」と喜び、水戸黄門のテーマソングを歌いながら帰路につき、翌日おめかしをして友人と再訪。「そしたら、奥さまが『聞いてますよ。でも、私どもこういうお仕事をさせていただいているので、もう西村だけで十分なの』と」などとやんわり断られたと話した。

西村宅を出た時に「♪じぃんせーい、楽ありゃ、苦もあるさぁ～」と2人で歌いながら西村宅を後にしたと語った。

MC神田愛花（44）から「ご本人にはお伝えできたんですか？　のちのち」との質問には「そのことをエッセーに書いちゃったんですよ。で、書いたことを（西村の）事務所さんに送らせていただいたら、『そのときは悪かったね』みたいなお葉書を頂戴した。すごい達筆で」と後日談も合わせて披露した。