斎藤工、城田優を発掘したイケメン評論家・沖直実が究極の推し活手帳「イケメン学習帳」を出版
日刊スポーツ / 2024年10月4日 5時0分
「イケメン評論家」のタレント沖直実(59)が究極の推し活手帳「イケメン学習帳」(日興企画)を出版した。2004年(平16)からイケメン評論家として「沖直実のいい男祭!」を開催。ブレーク前の斎藤工(43)、城田優(38)などを出演させている。
沖は「イケメンには内面と見た目があると思うんですが、今回の本にはイケメンの写真なんかは1枚も載っていません。歴史雑学に基づいた日本におけるイケメンの歴史だったり、あとイケメン用語集だったりで、皆さまが想像しているイケメンものとは全然違ったものになっています」と話している。
沖は16年には、リオ五輪の出場選手のイケメン写真集を出している。「俳優やタレントのイケメン本を出すのに写真を使おうとすると、著作権とかいろいろな問題が出てくるんです。だからイケメンの本といっても、読んで得をするとか、元気になるとか、ちょっと勉強になったっていう本を作りたいなと思っていたんです。『ジャポニカ学習帳』をネタ帳代わりに使っていて、そこからタイトルを決めました」と振り返る。執筆は2年近くかかった。「東京の幡ケ谷にあるファミレスのガストで毎日、書いてました。各テーブルに電源があるから、ドリンクバーを頼んで」と笑う。
1992年(平4)にラジオのDJとして芸能界デビュー。イケメン評論家を始めたのは04年。「私がデビューした頃は、ラジオはパーソナリティーじゃなく、まだDJでした(笑い)。04年に始めた頃は『いい男評論家』としてやっていました。3、4年たった時に知り合いの放送作家からイケメンという言葉を使った方が、ネット検索にも引っかかるってアドバイスをもらったんです。ちょうど、07年にフジテレビで連ドラの『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』が放送されて、イケメンブームが起きていました」。
ひそかな自慢は斎藤や城田、声優の宮野真守(41)をブレーク前に「いい男祭り」に出演させたこと。「斉藤君とは一緒に雑誌でインタビューされたことがあります。彼らはスターになっても変わらないし、本当に優しい。見た目も内面も、本物のイケメンです。高3の女の子と中3の男の子がいるんですが、妊娠中に斉藤君にも城田君にもおなかを触ってもらいました」と笑顔を見せる。
「イケメン」という言葉ができたのは99年。「雑誌の『メンズエッグ』から出てきた言葉ですね」。ラジオパーソナリティー、イケメン評論家、主婦として子育て、介護と忙しい日々を送る。今月24日には還暦、60歳の誕生日を迎えるがパワフルさに衰えはない。「自分の好きなことを仕事にできてるんだから、忙しいのも大歓迎です。これからも、新たなイケメンを発掘していきます」と話している。【小谷野俊哉】
◆沖直実(おき・なおみ)1964年(昭39)、東京・渋谷区生まれ。92年にラジオニッポン「ラジオウエスト」のDJとして芸能界デビュー。04年(平16)からイケメン評論家。血液型B。
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