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小沢一郎氏「時間がない」衆院選野党候補者調整に危機感 自身が全権担うかは「野田代表の考え」

日刊スポーツ / 2024年10月3日 20時53分

衆院選総合選対本部本部長代行に就任したことについて取材に答える立憲民主党の小沢一郎衆院議員(撮影・中山知子)

衆院選(15日公示、27日投開票)を前に、立憲民主党の衆院選総合選対本部のナンバー2に当たる本部長代行に起用された小沢一郎衆院議員は3日、公示まで時間が限られる中での野党間の候補者調整について「時間がない。自民党はそこを狙っているわけだから。でも、そう簡単ではない」と述べ、強い危機感を示した。国会内で報道陣の取材に答えた。

今回の起用には、ほかの野党との候補者調整の手腕に期待する側面があるとみられるが、小沢氏は「将棋の駒を動かすような話ではない。生身の人間が相手で、それぞれの考えやそれぞれの状況など、いろんなことがある」と述べ「そう簡単にはいかない」と繰り返した。

代表代行の権限について、現状では具体的な指示は受けておらず、権限がどこまであるのかも「分からない」と述べた。

小沢氏は、民主党が政権交代を実現した2009衆院選に向けて、選挙担当の代表代行の立場でさまざまな調整や対応に当たった。「2009年の時は、鳩山(由紀夫)代表、岡田(克也)幹事長が『全部任せますからお願いします』ということだったからできた」と振り返った。「調整というのは、だれかがたとえ人に批判されても、いいと思うことをやり遂げないといけない、そういう類いの仕事だ。あっちの顔、こっちの顔を見ていたら、できっこない」と述べ「(調整役を自身に)任せるかどうかは代表の考えだ」と、野田佳彦代表の判断に委ねる考えを示した。「(候補者調整は)全権を持たないとできない」とも口にした。

小沢氏は「時間がない」という言葉を何度も口にしながら「選対本部をつくる時に、選挙はこの人に任せるから、みんなはこれに従ってやってほしいということが、きちんと組織の場でそうならないといけない」と述べ、「(野田)代表が役割分担を決めてくれれば、それにのっとってやりたい」とも話した。

「(候補者調整は)個人の情勢に加え、党のいろんな利害もある。これをやれるのは(本来は)代表しかいない。全権を持っていないとできない。そうでなければ、だれかに任せてやるとか。大衆討議でできる話ではない」と訴えた。

小沢氏は、9月の代表選で野田代表を支持した。立民の小川淳也幹事長は2日の会見で、小沢氏の代表代行起用について「これから選挙対策を総合的に進めるに当たり、さまざまな角度からご助言、ご指導を存分にいただきたい」と述べている。

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