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【竜王戦】佐々木勇気八段「竜王戦モード&対藤井モード」の準備でが藤井竜王に初挑戦

日刊スポーツ / 2024年10月5日 10時40分

第37期竜王戦前夜祭で記念撮影する佐々木勇気八段(左)と藤井聡太竜王(2024年10月撮影)

藤井聡太竜王(名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が4連覇を目指してタイトル戦初登場の佐々木勇気八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第1局が5日午前9時からの2日制で東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で始まった。

先手後手を決める振り駒は歩が4枚出て、藤井が先手、佐々木が後手。お互いに飛車先の歩を突いてスタートすると、角換わりとなった。

挑戦者の佐々木は今回初めて2日制のタイトル戦に臨む。4日に都内のホテルで行われた前夜祭では「対局開始の9時に合わせて、盤に向かうようにしてきました。普段の対局(10時開始)と違う竜王戦モードにしていました」と準備の一端を披露した。

実は2017年(平29)7月に初めて対戦する前、竜王戦決勝トーナメント1回戦の藤井対増田康宏四段(当時)戦を対局場で観戦していた。当時はまさに藤井フィーバーの第1波真っ盛り。コロナ前で100人以上の報道陣が十重二十重と両対局者を取り囲む異常事態となっていた。この雰囲気に押されて敗れた棋士もいる。そこで「雰囲気を味わっておこう」と開始時と終局時に居合わせ、藤井のデビュー30連勝を阻止した。

竜王戦モード&対藤井モードの心の準備はできている。あとは盤上で結果を出すだけだ。

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