小沢一郎氏「だらし内閣」の写真加工疑惑報道に言及「これだけ見ても自民党政治の本質が分かる」

立憲民主党の小沢一郎衆院議員（2024年10月3日撮影）

立憲民主党の小沢一郎・衆院選総合選対本部長代行は5日、自身のX（旧ツイッター）を更新し、10月1日に発足した石破内閣が官邸で撮影した集合写真をめぐり、「加工疑惑」が報じられたことについて言及した。

「石破内閣の記念写真を加工して掲載か　首相官邸ホームページ」と題された毎日新聞のネットニュースを引用し「隠蔽、改ざん、虚偽、忖度…。一事が万事。これだけ見ても自民党政治の本質が分かる。官僚は国民より自民党を見ている。虚飾で覆い隠し、国民に真実を見せない。まだ嘘の政治を許しますか？自民党を支持しますか？」と投稿した。報道各社が撮影した集合写真と、その後、首相官邸のホームページに掲載された集合写真では、一部異なる箇所が確認されるという報道を受けた投稿だ。

石破内閣発足時に官邸の階段で撮影された恒例の集合写真をめぐっては、正装であるモーニング姿の着こなしがだらしないとして、SNSで「だらし内閣」などの不名誉な呼称をつけられる事態になった。

石破首相や中谷元防衛相のモーニングコートとコールズボンの間に白いシャツやベルトのようなものが映り込んでいたほか、2人が着用していたコールズボンは、すそがだぶついていた。通常はサスペンダーでズボンをつり上げるため、シャツなどが映り込むことはないとされ、石破首相と同じ列で写真に写っている林芳正官房長官らは、シャツが見えるなどの不自然な様子はない。

一方、官邸ホームページ（HP）に掲載されている集合写真では、石破首相も中谷防衛相も、シャツが見える様子は確認されない。HPには、同じ構図で斜め横から撮影された写真も掲載されているが、こちらには石破首相、中谷防衛相ともにモーニングコートとズボンの間にシャツらしいものが写っている。