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【竜王戦】第1局初日封じ手 佐々木勇気八段の午前おやつ&昼食ダブルオーダーが注目の的に

日刊スポーツ / 2024年10月5日 19時30分

タイトル戦初登場となった佐々木勇気八段(左)は封じ手の入った封筒を立会人の森内俊之九段(右)に手渡す(奥は藤井聡太竜王、日本将棋連盟提供)

藤井聡太竜王(22)が4連覇を目指してタイトル戦初登場の佐々木勇気八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第1局(東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」)は5日、後手の佐々木が62手目を封じ、初日を終えた。

午前のおやつと昼食で、あっと驚く佐々木の新盤外戦術が飛び出した。この日はおやつに「シューパリジャン」「プレミアムメロン」の2種類。昼食も「ミートソースのスパゲティ ボロネーズ」「国産牛ビッグハンバーガー」の2つを注文し、平らげた。

藤井は2日制のタイトル戦の場合は、2日目午後のおやつでドリンクを2種類頼む「ダブルドリンク定跡」を見せているが、こちらは非常に珍しい、フードファイターもびっくりの「ダブルオーダー定跡」となった。

シリーズ前、佐々木は関係者に「複数注文は可能か」「ごはんのおかわりはできるか」と尋ねていたという。石田和雄一門の兄弟子から「そんなことより対局に集中しろ」との声も出たが、どこ吹く風だった。

局面は、角換わりから1手1手含みがある神経消耗戦。脳みそをフル回転させるためにも、糖分補給は重要。初日は佐々木のオーダーが注目の的となった。勝負が決する2日目は6日午前9時から再開。勝敗はもちろんのこと、佐々木の2日目のおやつとランチからも目が離せない。

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