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【竜王戦】佐々木勇気八段「ずっと感心する順を指された」素直な負けコメントに客席がドッと沸く

日刊スポーツ / 2024年10月6日 19時39分

タイトル戦初登場の佐々木勇気八段は惜しくも初陣黒星

藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=22)に佐々木勇気八段(30)が挑戦する第37期竜王戦7番勝負第1局が5、6の両日、東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で行われ、先手の藤井が佐々木に先勝した。藤井は竜王4連覇を目指す。タイトル戦初挑戦でタイトル奪取を狙う佐々木は初陣を白星で飾ることができなかった。第2局は19、20日、福井県あわら市「あわら温泉 美松」で行われる。

戦型は角換わり。佐々木は研究手を繰り出し、前例のない将棋へと誘導した。難解な中盤戦では、長考合戦。佐々木は藤井の読みを外そうと、時間を使った。

先に8時間の持ち時間を使い切り、1手60秒未満での指し手が要求される「1分将棋」に入り、投了した。

終局後、佐々木は「封じ手(62手目)のあたりは、後手3三銀に対して先手7七桂を本線に考えていた。本譜の先手9五歩から7七銀というやわらかい手がまったく見えてなかった。そこで一本、取られた」と振り返った。

大盤解説会場でも「封じ手のあたりから、藤井竜王にいい手を指された気がしていて、なんかずっと感心する順を指された」と素直な感想を話すと、会場がドッと沸いた。

佐々木は17年7月、当時デビューから負けなしの29連勝の新記録を達成した藤井の30連勝を止めた「藤井を止めた男」としても知られる。今年3月のNHK杯決勝でも藤井の連覇と年間最高勝率達成を阻んだ。

第2局へ向け「悔いのあるような手はなかった。結果は仕方ない。切り替えたい」と意気込んだ。

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