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「やっと総理になれたのになぜ信念貫かない!」ブレブレ石破首相を野党が追及 参院代表質問

日刊スポーツ / 2024年10月8日 14時8分

田名部匡代氏(2011年3月撮影)

立憲民主党の田名部匡代参院幹事長は8日、石破茂首相の所信表明演説に対する参院代表質問で、首相が当初の方針を覆して10・27総選挙に踏み切ることにした判断を強く批判した。「ようやく総理になれたのに、なぜ信念を貫こうとされないんですか!!」と、総理総裁就任以降の石破首相の、数々の「前言撤回」ぶりを、怒りをまじえながら追及した。

田名部氏は、解散総選挙の日程を念頭に「フライングは許されない。今は、陸上でもフライングは一発退場だ」と指摘。早期の解散総選挙は、地震と大規模災害の2つの災害に見舞われた石川県能登地域では、選挙準備で負担が増すという認識から「被災地では雪が降れば復旧作業はさらに遅れる。政治家を目指した原点を考えれば、命と暮らしを守ることを最優先に、復旧のめどをつけてから解散し、信を問うという判断があってもよかったのではないですか」と指摘。「それでこそ(石破首相が掲げる)『納得と共感』なのではないですか。被災地を置き去りにし、命を守ることより解散が優先される理由はどこにあるのか」とも述べた。

また、自民党派閥裏金事件の再発防止に向け、首相が「ルールを守る」と述べていることについて「国会の議場で、国のトップリーダーが『ルールを守ります』という日本は、子どもたちや世界からどう見られているか。ルールを守るのは当たり前じゃないですか。ついでに『約束も守る』を入れたらどうですか」と皮肉り「ようやく総理になれたのに、なぜ信念を貫こうとされないんですか!!」と、首相の方を振り返りながら、首相にとって痛いところを突くように指摘した。

これに対し、石破首相は解散時期を前倒ししたことについて「新内閣発足にあたり、できるだけ早期に国民のみなさまのご判断をいただくことが重要と考えている」と主張。能登の被災地への対応については「激甚災害指定のほか、災害廃棄物処理における地震と豪雨の一体的な取り扱いなどの取り組みを推進し、引き続き間隙(かんげき)を生じさせることなく復旧復興に政府をあげて取り組んで参ります」と、用意した紙を読みながら答えた。「ようやく総理になれたのに-」などの指摘には、直接コメントしなかった。

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