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榛葉賀津也氏嘆く「尊敬する石破先生どこに…」首相は「国民との約束破っていない」と反論

日刊スポーツ / 2024年10月8日 17時28分

国民民主党の榛葉賀津也幹事長(2023年8月4日撮影)

国民民主党の榛葉賀津也幹事長は8日、石破茂首相の所信表明演説に対する参院代表質問で、旧知の仲である首相の衆院解散をめぐる「前言撤回」ぶりを嘆いた。「まっすぐで誠実な、私の尊敬している石破茂先生は、どこに行ってしまわれたのか」と述べた。

榛葉氏は「ご就任おめでとうございますと言いたいのはやまやまだが、そのお祝いが言えなくなりました」と切り出し、「苦節5度目の挑戦で念願の総理総裁の座を射止めたあなたは、長い間、自他ともに認める党内野党だった。その頑固な姿勢こそが国民の人気の源だった」と述べた。「主流派にこびず、正論を吐き、長いものに巻かれてこなかった姿勢は、時として仲間から誤解され、疎まれたこともあったと拝察しますが、不器用でもまっすぐな政治家だと思ったからこそ、国民は石破茂に期待した」と指摘。その上で「今のあなたは、全く別人ではないですか。変節、手のひら返し、前言撤回のあなたに国民はがっかりしています」と、衆院解散時期のブレをはじめ、首相になって「物言う」持ち味が失われてしまっている石破氏の現状に触れた。

石破氏が総裁選の出馬会見で、全閣僚出席の予算委員会開催を経た上で信を問うべきと述べたり、総裁選の期間中にも「すぐ解散するという言い方はしない」と述べたことにも榛葉氏は触れ、「あの発言は何だったのか。うそだったのか」と批判。「総理自身がルールを守らず、謙虚さは全く感じられない。総理の言葉に国民の納得も共感も得られていない」とも訴えた。

榛葉氏は「お知り合いにならせていただいて24年。まっすぐで誠実な、私の尊敬していた石破茂先生は、どこに行ってしまったのか」と嘆き節。「前言を次々に翻し、筋をねじ曲げて国民への約束をほごにしたのは、ご自身の判断ですか。古い自民党に取り込まれ、だれかに言わされているのですか」とただした。

これに対し、石破首相は「(解散時期は)私自身が判断した」とした上で「総選挙に向けて、国民のみなさま方にご判断いただける材料を、真摯(しんし)に提供することが大事。引き続き、自分自身の言葉で語り、国民のみなさまにご判断いただくための材料を示していく」と述べた。

「国民との約束を破ったとのご指摘は、まったく当たりません」と首相が反論すると、議場は複数のやじでざわついた。

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