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秋元康氏プロデュース「Rain Tree」来年1月シングル配信しデビュー 伝統の「選抜制度」の導入

日刊スポーツ / 2024年10月9日 5時30分

フォトセッションに臨む「Rain Tree」。前列左からロゼ、リー、マリオ、マカロン、ニイ、タマ、コトリ、カワチャン、イチ、後列左からリンリン、ミラン、マキ、ペロ、チャイ、サナ、キナコ、イチゴ(撮影・足立雅史)

秋元康氏が総合プロデュースする新ガールズグループ「Rain Tree(レインツリー)」が、来年1月にデジタルシングルを配信しデビューする。8日、都内でメンバー17人が会見に出席し、デビューやグループ名と、秋元グループ伝統の「選抜制度」の導入がサプライズ発表された。

17人が緊張気味に自己紹介を終えると、映像が流された。デビュー決定を受け、手をつないだり、ハイタッチしたり、次々と涙を流したりして喜んだ。しばらくして、2つ目の映像としてモニターに映し出されたのは「セレクションシステム」の文字だった。シングルごとにメインメンバーを選考する、いわゆる選抜制度だ。思わず天を仰ぐ者、泣きじゃくる者…。2度のサプライズで、少女たちは心を揺さぶられた。

17人は昨年10月に「WHITE SCORPION」を生み出したオーディション「IDOL 3.0 PROJECT」の最終審査落選者で、同グループの妹分として活動してきた。タマ(19)は「今日はオーディションから落ちて丸1年です。1年間1人も欠けずに頑張ってこられて本当によかった」と号泣した。

群雄割拠のアイドル界で、近年は大規模オーディション番組を開催するK-POPグループも台頭する中、AKB48や乃木坂46などで初期から導入されている選抜制度は、秋元氏が手がけるグループの特徴でもある。マリオ(23)は「涙の分だけ強く大きくなって、皆さんに元気や勇気を与えて、応援してもらえるようなグループを目指したいです」と決意を示した。

セレクションの様子などを含めたドキュメンタリーを、動画サービスLeminoで今月18日から配信されることも決まった。メンバーと競い合う形となる選抜制に、イチ(19)は「寂しいけど…」と声を詰まらせたが、呼吸を整えた上で「全力で、WHITE SCORPIONを超えるくらい頑張ります」と宣言した。“涙サプライズ”の洗礼を浴びつつ、大地に根差す大木となる。【玉利朱音、横山慧】

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