1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

石破首相、消費税減税を否定「考えておりません」れいわ山本太郎氏「国民三重苦の状態なのに」

日刊スポーツ / 2024年10月8日 20時8分

れいわ新選組の山本太郎代表(2024年撮影)

れいわ新選組の山本太郎代表は8日、石破茂首相の所信表明演説に対する参院代表質問で、国民生活の困窮を受けて消費税の減税を実現する考えがあるか、首相をただした。石破首相は「下げることは考えていません」と突っぱね、山本氏は自席から「おかしいよ」と声を上げた。

れいわは消費税の廃止を掲げている。山本氏は、岸田文雄前首相が昨年、「経済の好循環」をうたって今年6月からの実施を打ち出した定額減税に触れ「今年7月の日銀の調査では、5年後の暮らし向きが良くなると答えたのはたった7・7%だった。秋に向けて賃上げ実感とうそぶいた岸田政権。今、既に秋。国民のみなさん(賃上げを)実感されていますか?」と、皮肉交じりに問いかけた。

さらに「成長の果実を分配するなど、政治家がまぬけなことを言っている間、多くの国民は貧困化するだけ。まず分配で、次に成長だ」と持論を主張し「大胆な減税、積極財政などの底上げなく、どう景気を良くできるのか。これ以上、経済オンチで国民を貧しくさせるのはやめていただきたい」とも訴えた。

山本氏は「日本経済復活には消費税は廃止だが、財務省や経団連に首輪をつけられた政治屋にはそれは無理。だったら最低でも消費税は減税で、国民のために力を合わせていきましょう。30年の不況にコロナ、物価高という『国民三重苦』という状態にもかかわらず、前政権は消費税減税は検討すらしないと言った。新総理はこの考え方も引き継がれますか?」と、岸田前首相の経済政策を継承している石破首相に問いかけ「消費税減税が視野に入っているのかいないのか、お答えください」と指摘した。

これに対し、石破首相は「消費税は、急速な高齢化などに伴い、保障給付が大きく増加する中、すべての世代が広く公平に分かち合う観点から、社会保障の財源として位置づけられている。その税率を下げることは考えておりません」と述べ、消費税率の引き下げに否定的な認識を示した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください