米倉涼子「ドクターX」は「人生と背中合わせの作品」遠藤憲一が「大変な病気乗り越えた」と称賛
日刊スポーツ / 2024年10月8日 19時7分
米倉涼子(49)が8日、都内で行われた主演映画「劇場版 ドクターX」(12月6日公開)完成報告会見で、12年10月期にテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の終了を、自らの口で明言した。会見の中では、19年に低髄液圧症候群を発症して以降、体調、肉体と闘いながら俳優業を続けてきたことを、海老名敬役の遠藤憲一(63)からたたえられる一幕もあり、米倉は「ドクターX」を「人生と背中合わせに作られてきた、一生忘れられない作品」と評した。
会見の中で、撮影の中で思い出に残ったことは? と質問が出た。その中で、遠藤が「公表してるから良いと思うけど、大変な病気を乗り越えた」と、米倉の病について切り出した。「(8月に都内で開催したシリーズの)ファンミーティングで踊って…復帰できるかどうかの話だったのに、あそこまで回復された。それが感動でした。本当に素晴らしかったんで」とたたえた。米倉が「撮影の中で思い出に残ったこと」と突っ込むと、遠藤は「やり切って乗り越えたこと」と答えた。
米倉は、6。14日に生出演したNHK「あさイチ」で、19年に低髄液圧症候群を発症して以降、真っすぐ歩けず、体も曲がらない状況で「『ドクターX』は下を向きながらだから、つらかった」「この2年は引退も考えていた」などと明かした。23年8月に手術を受け「5月くらいから急に元気になった」と明かしたが、撮影は同年9、10月と今年の3、4月に行われた。
遠藤の発言を受け、米倉は「私が(体調が)全開じゃなかったので(共演陣に)本当に気を使わせて大変な撮影になった。ありがたく思う。家族同然の気持ち…感謝。思いがあふれすぎて(印象的なことは)ここだけとは言えない」と口にした。
質疑応答で、自身の病、肉体との闘いを踏まえ「ドクターX」シリーズは、どういう位置付けの作品か? と質問が出た。米倉は「位置付けとか、そういうのじゃなくて、そもそも、12年前から始まったものに対して人生と背中合わせに作られてきたと思うんです」と、まずシリーズ全体を評した。その上で、映画の撮影を振り返り「(共演陣に)ご迷惑ををかけたり、自分自身と闘えた、自分にとって一生、忘れられない作品となった」と力強く語った。
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今回の映画は、未知子の誕生の秘密を描くエピソードゼロ的作品となる。染谷将太(32)が一人二役で演じる、サイコパスな東帝大学病院の新院長・神津比呂人と、医療機器メーカーのCEOで比呂人の双子の弟・多可人が最強の敵として登場。なにわ男子の西畑大吾(27)が東帝大学病院に配属された研修医・東村練役、綾野剛(42)が未知子の医大生時代の同期で、未知子の知られざる過去を知る唯一の人物、河野明彦役で出演する。
◆「ドクターX」シリーズの主なデータ
◆第1シリーズ 2012年10月18日~12月13日放送。平均視聴率・個人10.4%、世帯19.1%、
◆第2シリーズ 2013年10月17日~12月19日放送。平均視聴率・個人12.8%、世帯23.0%
◆第3シリーズ 2014年10月9日~12月18日放送。平均視聴率・個人13.0%、世帯22.9%
◆ドラマスペシャル 2016年7月3日放送。平均視聴率・個人12.5%、世帯22.0%
◆第4シリーズ 2016年10月13日~12月22日放送。平均視聴率・個人12.1%、世帯21.5%
◆第5シリーズ 2017年10月12日~12月14日放送。平均視聴率・個人12.0%、世帯20.9%
◆第6シリーズ 2019年10月17日~12月19日放送。平均視聴率・個人11.0%、世帯18.5%
◆第7シリーズ 2021年10月14日~12月16日放送。平均視聴率・個人9.7%、世帯16.5%
※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区
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