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大阪・道頓堀の名物看板人形「くいだおれ太郎」が巨大立体看板に 「わて、ちょっと」

日刊スポーツ / 2024年10月9日 14時44分

「中座くいだおれビル」の全面リニューアルの概要発表会に登場した大阪・道頓堀の名物看板人形「くいだおれ太郎」(中央)(撮影・松浦隆司)

わて、立体看板になりますねん-。

大阪・道頓堀の名物看板人形「くいだおれ太郎」が店頭でコミカルに太鼓をたたく動きで出迎える商業施設「中座くいだおれビル」の全面リニューアルの概要発表会が9日、大阪市内で行われた。

すでに6月から改装工事を開始しており、25年春に「中座」「くいだおれ」など、同エリアの歴史や文化を継承した道頓堀の新たなフードエンターテインメントビルに生まれ変わる。

目玉は全長約6メートルの「くいだおれ太郎」の上半身の立体看板。道頓堀は、かに道楽の電動式「巨大カニ看板」など立体看板の激戦区だが、太郎も新入りとして仲間入りすることになる。野村不動産コマースの宮本淳司常務取締役は「道頓堀の新たなシンボルとなれば」と意気込んだ。

リニューアルされるビルのエントランスでは、これまで通り、看板人形「くいだおれ太郎」が太鼓をたたいて、お出迎えする。

リニューアル期間、太郎は「75歳」にして人生初めての長期バカンスに出る。芝居小屋街・道頓堀に1949年、家族で楽しめる飲食店「くいだおれ」が開店。50年から、店先に派手な衣装を着た太郎が登場した。リストラの危機、阪神タイガースが優勝を逃したときには、「わて泳げまへんねん」と大阪らしいユーモアある「吹き出し」を付け、道頓堀ダイブを回避したこともあった。

08年7月、「くいだおれ」の閉店とともにタレントへ転身するとともに「自分探しの旅」へ。09年に旅から帰り、新職場となる「中座くいだおれビル」に転居した上で「住み込み」の看板人形として、太鼓をたたき続けてきた。

くいだおれ専務取締役の柿木央久(てるひさ)氏は「やっと立体看板の仲間入りができます。太郎が夜の道頓堀のにぎやかしに一役買ってくれればと思っています」と喜んだ。

発表会の最後に「浪花のモーツァルト」こと、作曲家の故キダ・タローさんが作曲した大阪・道頓堀の食堂「大阪名物くいだおれ」のCMソング「♪ミナミへ行こう、道頓堀へ」の曲とともに登場した太郎は麦わら帽子にアロハシャツ。気分は完全にバカンスモードの太郎は「わてはちょっと、バカンスへ」の吹き出しを掲げ、MCから最後にひと言を求められると「ほな、おおきに♪」と旅立った。【松浦隆司】

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