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八代亜紀さん一周忌コンサート12・4開催「天国から見ていて」コロッケものまねでなく真剣歌唱

日刊スポーツ / 2024年10月9日 18時47分

八代亜紀さん(2000年5月撮影)

演歌の女王と呼ばれ、昨年12月30日に73歳で亡くなった八代亜紀さんの一周忌追悼コンサートが、12月4日に東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAで開催されることが9日、明らかになった。

タイトルは「八代亜紀一周忌追悼コンサート~オーケストラで蘇る 感動の歌~」で、五木ひろし、由紀さおり、川中美幸、コロッケ、青山新が出演。40人編成のオーケストラの生演奏で、八代さんの名曲などを披露する。

八代さんは昨年12月30日に、急速進行性間質性肺炎のため死去した。ハスキーボイスの圧倒的な歌唱力で、日本レコード大賞曲「雨の慕情」や名曲「舟唄」、「なみだ恋」「おんな港町」など数々のヒット曲を残した。演歌だけでなく、ジャズやブルースも歌い、昭和、平成、令和と第一線で活躍した。

一周忌を前に八代さんをしのぶコンサートで、五木は「早いもので八代さんが亡くなられて一年が過ぎようとしております。今でもまだ自分の中では信じられない、そんな思いが強いです」とコメントを寄せた。コンサートでは、賞レースをめぐり「五・八戦争」と呼ばれた舞台裏を回顧。当時の自身のヒット曲「よこはまたそがれ」も、オーケストラの演奏でささげる。「歌仲間としてとても長い付き合いでした。あらためて心から感謝の気持ちを述べたいと思います」。

同じ熊本県出身で親交が深かったコロッケは、ものまねではなく、八代の曲を真剣に歌唱するという。「これからはいろんな形で八代さんの歌を伝えていきたいと思っています。自分も熊本のために頑張っていきたいと思いますので、天国から見ていてください」とコメントした。

由紀は、八代さんも愛したジャズナンバーをささげ、川中は「愛の終着駅」を、青山新は「ともしび」を熱唱する。

八代さんが生前にレコーディングした歌声に合わせて、オーケストラが生演奏するコーナーや、大型スクリーンに秘蔵写真や画家としての創作活動の様子なども映し出される。最後は出演者と会場の観客とで「雨の慕情」を大合唱するという。

コンサートは1回公演で、午後3時に開演する。

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