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【宝塚】宙組スター風色日向 ペテン師演じてバウ初主演作開幕 宙組通常興行体制戻りリスタート

日刊スポーツ / 2024年10月12日 17時30分

戦争に引き裂かれたが、戦後再会した幼なじみにふんした(左から)山吹ひばり、主演の風色日向、亜音有星(撮影・村上久美子)

宝塚歌劇団の宙組スター風色日向(かぜいろ・ひゅうが)のバウ初主演作「横濱RHAPSODY『MY BLUE HEAVEN-わたしのあおぞら-』」が12日、兵庫・宝塚バウホールで開幕した。27日まで。

舞台は戦後間もない横浜。風色は、南方戦線からの復員兵で、サイコロ賭博に天賦の才を持つペテン師、天地楽(ジョーイ)を熱演した。

風色は16年入団の102期生。175センチの長身を生かした舞台映えするルックスと、歌、ダンス、芝居における巧みな表現力でも注目され、ついにバウのセンターに立った。

ジョーイの幼なじみで、GIクラブの歌手になり戦災孤児と暮らしているヤヨイ、日系アメリカ人で開戦直前に帰国した米兵で、GHQ日本語通訳として再来日したライアンと再会。戦争で引き裂かれた友が再び集い、幸せを求めていく様を描く。

ヤヨイはヒロイン経験豊富な105期生、山吹ひばりが好演。ライアンには、風色の1期下で、103期生の亜音有星(あのん・ゆうせい)がふんし、青春劇を演じた。

宙組では昨年9月末、団員が急死して以降、全公演を中止。風色のバウ初主演作となった今作もいったん取りやめとなった。今年6月に宙組が本拠地作で公演を再開し、今秋から今回のバウホールや全国ツアーに別れて上演が決まり、通常興行体制に戻っている。

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