堂本剛27年振りの主演映画「まる」の見どころは「みなさん１人１人が決める」

27年振りの主演映画「まる」先行上映イベントに出席した堂本剛

KinKi Kids堂本剛（45）が14日、都内で、27年ぶりの主演作となる映画「まる」（18日公開。荻上直子監督）先行上映イベントに出席した。

同作は、美大を卒業するもアートで成功できず、人気現代美術家のアシスタントとして働く男が、アリに導かれるように描いた○（まる）が知らぬ間にSNSで拡散され、正体不明のアーティストとして一躍有名人となるが、その○にとらわれていく奇想天外なドラマ。堂本は主人公の沢田を演じる。

暗転した会場でピンスポを当てられての登場となった堂本。だが、「サプライズ登場は好きじゃない。何ならお客さんが入るのを（壇上で）待っていたかった」と告白。「うまく登場できたのかな？」と話すと、会場は大きな拍手で答えた。「『真ん中で手を振ってください』との指示だったけど、ちゃんとできたかな？」と裏事情も暴露。公開前イベントもあって、「もうちょっとだけじらすけど、その時間も楽しんでください」とエンターテイナーらしさを見せつけた。

同作の見どころを「それこそタイトル通りまる投げで、みなさん1人1人が決める。そういう映画だと思う」とした。「それぞれの人生の色にフィットする映画で、どういう人生を生きてきたか、どう生きていくかが、進行とともに胸に響いてくる作品」とし、「気付けばまるに囲われて、そこから抜け出せるのか？　抜け出せないのか？　いろんなことを自問自答する作品になっているので、心して見ていただければ」とアピールした。

この日、森崎ウィン（34）おいでやす小田（46）荻上直子監督（52）も登壇。荻上監督は冒頭あいさつで、「27年ぶりの主演。ホント私に感謝して欲しい」と冗談を飛ばし、会場を笑わせた。