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全国の代表的埴輪が一堂に 50年ぶりの大規模展「はにわ」が16日開幕 東京国立博物館

日刊スポーツ / 2024年10月15日 20時56分

特別展「はにわ」(東京国立博物館、平成館)

映画「大魔神」のモデルともいわれる、「埴輪(はにわ) 挂甲の武人(けいこうのぶじん)」の国宝指定50周年を記念した特別展「はにわ」が16日、東京・上野の東京国立博物館で開幕する。

国内外約50カ所の所蔵・保管先から国宝18件を含む計約120件もの代表的埴輪が集結し、最新の研究とともに披露される注目展。これほどの規模の埴輪展が開催されるのは約50年ぶりなだけに、15日の内覧会も熱気に包まれた。

見どころの1つが、群馬県太田市で出土した同館所蔵の国宝「挂甲の武人」と、同じ工房で製作された可能性が指摘される“兄弟”4体。米国のシアトル美術館所蔵の1体が63年ぶりに里帰りするなど、5体が史上初めて一堂に展示された様子は圧巻だ。細部に微妙な違いがあり、見比べることができる貴重な機会となる。また、最高傑作とされる国宝は約2年をかけて本格的な解体・修理が行われ、調査の結果、製作当時は白、グレー、赤の3色に塗られていたことが判明。実物大の彩色復元像も展示され、従来の茶一色のイメージとは全く異なる印象に驚かされる。

やはり代表的な埴輪の1つ、ゆるキャラのような「踊る人々」の2体も解体・修理されリフレッシュした姿が初披露。土など汚れが落とされ、本来の鮮明な赤みがよみがえっている。ほかにも群馬県の綿貫観音山古墳から出土し、今も鮮やかな輝きを放つ国宝「金銅製鈴付大帯」など充実の展示となっている。

▼10月16日~12月8日=東京国立博物館 ▼25年1月21日~5月11日=九州国立博物館

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