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浅田あつこ、新曲「道行き」作詞もず唱平氏から思い託される「ニューヨークでやれ」

日刊スポーツ / 2024年10月16日 17時25分

桂春蝶・浅田あつこ芸能生活30周年コラボイベントに登場した(左から)桂春蝶、浅田あつこ、もず唱平氏、桂福団治(撮影・阪口孝志)

演歌歌手の浅田あつこ(52)が16日、大阪市の国立文楽劇場で落語家桂春蝶(49)とともに、「芸能生活30周年 桂春蝶・浅田あつこ~『道行き』の世界」を開催した。

ともに芸能生活30周年を迎えた2人のコラボイベント。不都合な状況下で相思相愛の男女が情愛の最終形として死を選ぶ…とかく美化されがちな近松作品に対し、本来の「命の尊さ」「人権」という根源的なテーマを訴え、問題提起する社会的なテーマをもった新曲「道行き」を浅田が披露し、春蝶がその真相部分を皮肉った古典落語「星野屋」を演じた。

浅田は大阪府立泉尾工業高校ファッション工学科の生徒に製作依頼した着物、ドレスで歌唱。「30周年のステキなイベントを春蝶さんとできた。『道行き』の世界を落語を通して披露していただいたことに感謝している。歌の力が大きな力になる事が分かった」と喜んだ。

「道行き」を作詞した作詞家のもず唱平氏も急きょ、飛び入りで登壇。「世界中で殺し合いが始まり、人類は早晩、心中すると思っている中で、何とか生きていかないといけない」という思いを「道行き」に込めたと明かした。

その思いはジョン・レノンが楽曲「女は世界の奴隷か!」に込めたものと通じており、今もニューヨークで活動を続けるレノンの妻オノ・ヨーコとともに活動するため、「ニューヨークでやれ」と浅田に厳命した。

浅田は12月5日に「日中平和友好コンサート2024」への出演が控えており、「上海、そしてニューヨークへ」と思いを巡らせていた。

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