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日本麻酔科学会が抗議「水ダウ」藤井健太郎氏が手がける番組に「断じて容認できるものでは」

日刊スポーツ / 2024年10月16日 22時52分

公益社団法人日本麻酔科学会の公式Xから

公益社団法人日本麻酔科学会の公式X(旧ツイッター)が16日、更新。

TBS系バラエティー番組「水曜日のダウンタウン」の演出担当の同局藤井健太郎氏が企画・演出・プロデューサーを務めるアマゾンプライム「Kentaro Fujii's KILLAH KUTS(キラーカッツ)」での演出をめぐり、抗議文を発表した。

「キラーカッツ」のエピソード2には「麻酔ダイイングメッセージ」がある。「10月14日配信開始の番組において、プロポフォールが不適切使用されたことについて、深い憂慮を抱いております。当学会として、麻酔薬の不適切使用は断じて容認できません」とつづり、長文を掲載した。

▼発表全文

近年、一部のメディアにおいて、医療において厳格に管理されるべき静脈麻酔薬が、娯楽やいたずらの目的で使用される場面が見受けられます。特に、10月14日配開始の番組において、プロポフォールが内視鏡クリニックを舞台に使用され、何らかの外科的処置を必要としない人物を意図的に朦朧状態にするという内容が含まれていることを知り、深い憂慮を抱いております。

プロポフォールをはじめとする静脈麻酔薬は、本来、手術や検査時の鎮静を目的に、医師の厳重な管理のもとで使用されるものです。特に、これらの薬剤は呼吸抑制のリスクを伴うため、必ず人工呼吸管理が可能な環境で使用される必要があります。

この点については、マイケル・ジャクソン氏の死亡事故などでも広く知られているように、適切な医療管理が行われない場合、生命に危険を及ぼす可能性があります。

したがって、このような麻酔薬をいたずらに使用する行為は、極めて不適切であり、日本麻酔科学会として断じて容認できるものではありません。また、このような使用方法が誤ったメッセージを国民に伝え、麻酔薬の安全な使用に対する頼を損なうことを深く憂慮しております。

日本麻酔科学会は、このような誤った使用を強く非難し、麻酔科医ならびに関連する医療従事者には、厳格なガイドラインに従って静脈麻酔薬を適切に管理し、いかなる場合にも不適切な使用を避けるよう強く要請いたします。

今後とも、安全で効果的な麻酔管理を推進し、患者様の安全を最優先に考える医療を提供することを日本麻酔科学会としてお約束いたします。

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