西田敏行さん「いつか…」昭和の大物政治家役を望んでいた「徹子の部屋」追悼放送で語る姿

西田敏行さん（2022年2月撮影）

俳優の西田敏行さんが都内の自宅で亡くなったことが17日、分かった。76歳だった。訃報を受けて、テレビ朝日系「徹子の部屋」（月～金曜午後1時）は18日、内容を変更し、「緊急追悼　西田敏行さん」を放送した。

1980年（昭55）放送回では結婚秘話をトーク。西田さんは当時32歳だった。1992年（平4）、1999年（平11）の映像も放送された。

さらに、2011年（平23）放送、63歳の時の放送では演歌歌手、北島三郎の「与作」をシャンソン風に歌う宴会芸をスタジオで披露。黒柳は「すご～い！　よくこれをシャンソンにしようと思いましたね！」と笑顔を見せていた。

西田さんも「みんなで打ち上げで歌い尽くして、カラオケでやることなくなっちゃって。とにかく盛り上がろうぜってやったんです。北島さんすいません」と笑っていた。

最後に出演した2016年放送回では、役者人生50年での夢を語っていた。「今後続けていくにあたって、できるかわからないですけど、いつか田中角栄さんをね（演じたい）。出世物語とか田中角栄物語じゃなくて、いろんな田中角栄さんの持ってた空気感とか雰囲気を日本人として、1人の俳優として確認したい。（ドクターXでも）院長もちょっと意識してるんですよ」と、首相を務めた昭和の大物政治家の名をあげて明かしていた。

番組最後は「謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼のテロップで締められた。