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【竜王戦】藤井聡太竜王「チャンスを作れなくて完敗」佐々木八段に敗れシリーズ初黒星で1勝1敗

日刊スポーツ / 2024年10月20日 17時24分

竜王戦7番勝負第2局2日目に臨んだ藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供)

藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=22)が佐々木勇気八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第2局が19、20の両日、福井県あわら市「あわら温泉 美松」で行われ、先手の佐々木が藤井を破り、シリーズ対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。第3局は25日から京都・総本山仁和寺で行われる。

終局後、藤井は「2日目は攻め合いになった。(相手の)手を見落としてしまったので、相当、苦しくなってしまった」と振り返った。1日目についても「ちょっと自信のない展開になってしまった」と話した。

大盤解説会に登壇した藤井は「チャンスを作れなくて完敗だった」と認めた。

戦型は佐々木が矢倉に誘導。藤井が42手目に変化し、前例がない展開になった。佐々木の強気の封じ手に、藤井も強気に攻めた。お互いが水面下で激しく読み合う力戦となり、形勢互角のまま終盤へ。じりじりとリードを広げられた藤井は反撃の道筋を探し続けたが、持ち時間18分を残し、投了した。

今年4~6月に行われた第9期叡王戦で同学年の伊藤匠(たくみ)叡王に敗れ、初めてタイトルを失い、8冠から陥落した。「不調説」もあったが、その後、棋聖戦は3勝0敗、夏の王位戦は4勝1敗と防衛を果たし、2つの永世称号を手にした。王座戦もストレートで初防衛し、タイトル戦での連勝も「8」に伸ばしていたが、ストップした。タイトル戦では約3カ月ぶりの黒星だった。

17年7月、藤井は当時デビューから負けなしの29連勝の新記録を達成したが、佐々木に30連勝を止められた。「元祖・藤井を止めた男」が竜王戦4連覇に立ちはだかった。第3局へ向け「しっかりと立て直したい」と気持ちを切り替えた。

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