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西田敏行さん、実父52歳で31歳下の21歳女性と4度目の結婚→5歳で養子、実母姉夫婦に引き取られ

日刊スポーツ / 2024年10月21日 7時0分

癒やしの表情を浮かべる西田敏行さん(2011年5月撮影)

NHKは20日、虚血性心疾患で17日に76歳で亡くなった俳優西田敏行さんをしのんで「【西田敏行さんをしのんで】ファミリーヒストリー選」(日曜午後11時45分)を再放送した。初回放送は17年10月4日で、放送当時は69歳。西田さんの人生を振り返った。

西田さんの歴史は三家にまたがる。実父は今井家、養父は西田家、妹の実母と西田家に嫁いだ姉の養母は三瓶家。実母と養母の実家は福島県郡山にあり、現在西田さんとの交流はないという。代々、三瓶家は農業に従事している。

西田さんの実母、紀惠は今井泉と結婚。今井家の本家が大阪府和泉市にあることが判明し、先祖は和泉国伯太藩家老職を務めていたという。本家に今井家の墓を案内してもらい、実父の今井泉の墓もあった。

今井泉には前妻サヨがおり、名家の血筋から結婚を反対され東京転勤をきっかけに駆け落ち。西田さんとの交流はないが、いとこにあたるサヨの子どもは6人もいた。

サヨのとっての孫への取材で、今井泉の人柄も見えてきた。威風堂々、気配りができて仕事はていねい。場を盛り上げたら天下一品。裸踊りを披露し、どの職場でも今井泉の周りには人が集まったという。

そして今井泉が36歳の時、1930年(昭5)にサヨが7人目の出産時の事故で母子ともに亡くなってしまう。その後、今井泉は2度再婚するも、ともに病死してしまう。再婚相手との間に子どもはいなかったという。

今井泉、52歳の時に郡山貯金局への転勤を命じられる。最初の妻サヨとの間に出来た子どもたちは既に成人済みで、単身赴任で向かった。そこの職場で出会ったのが、実母の紀惠で当時21歳だった。31歳差ということもあり、双方の家から反対されたが押し切って2人は結婚。その2人の間に生まれたのが西田さんだった。「何事にも動じず、素早く行動してほしい」という意味で父から「敏行」と名付けられた。

その後、5歳で実母の姉夫婦に養子へ出た西田さんは「実父の実体が見えてきて、何かよかったですね」とコメント。「裸踊りのくだりは、私も『釣りバカ日誌』という映画を撮って、最初にアイデアとして、面白いことをやろうと言ったら、裸踊りだったんですね」と振り返った。続けて「人前でポンと歌を歌うところも受け継いでいると思います」と語った。

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