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西田敏行さん、5歳から育ててくれた養父母へ涙の感謝「いっぱい、いっぱい、愛してくれました」

日刊スポーツ / 2024年10月21日 7時0分

第24回日刊スポーツ映画大賞・助演男優賞受賞に笑顔でVサインする西田敏行さん(2011年11月撮影)

NHKは20日、虚血性心疾患で17日に76歳で亡くなった俳優西田敏行さんをしのんで「【西田敏行さんをしのんで】ファミリーヒストリー選」(日曜午後11時45分)を再放送した。初回放送は17年10月4日で、放送当時は69歳。西田さんの人生を振り返った。

西田さんの歴史は三家にまたがる。実父は今井家、養父は西田家、妹の実母と西田家に嫁いだ姉の養母は三瓶家。実母と養母の実家は福島県郡山にあり、現在西田さんとの交流はないという。代々、三瓶家は農業に従事している。

西田さんは5歳の時に、実母紀惠の姉美代の夫婦が養父母となって手塩にかけて育てられた。

養子に出た5歳当時を振り返った西田さんは「この辺りになると、自分の記憶もあるし、聞いた話もいっぱいあって。わりと自分の中では整理がついてるんですけど」と語り始めた。養子については「大好きなおばちゃんだし、まぁその当時はね、おばちゃんちにしばらくずっといるんだって、みたいな感じだったと思います。いつか紀惠さんは迎えに来てくれるんだろうって思いながら、なぜ迎えに来ないんだろうっていうことには触れちゃいけないものだっていうふうに思ってましたね」と語った。

養母については「ずいぶんと、本当のお母さんでもないのに、なんでそんなに怒るの? みたいな気持ちになって。だって、俺を産んでないじゃん、みたいな気持ちがどっかにあってね。何か言われると、あらがっていたような意識があったような気がしますね」と振り返った。

そんな西田さんに対し、養父母は最大の愛情を注いでいく。俳優になるために努力する西田さんを応援し続けた。VTRを見終えた西田さんは「もう本当に、養父母には言葉がありませんね。ありがたかったな…」と言うと、左目から一筋の涙がこぼれた。そして「いっぱい、いっぱい、愛してくれました」と言葉をつむいだ。

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