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世耕氏、二階Jr.「和歌山決戦」衆院選注目の“保守分裂”

日刊スポーツ / 2024年10月21日 7時40分

第50回衆院選

自民党の派閥裏金事件の責任を取り、政界から引退した二階俊博元幹事長(85)の三男で公設秘書だった自民党の伸康氏(46)と、旧安倍派幹部で離党した無所属の世耕弘成氏(61)との“保守分裂”に注目が集まる和歌山2区は、報道各社の情勢調査で世耕氏優勢との分析が浮かび上がっている。

同選挙区は、区割り変更で旧2区の一部と旧3区が統合された。首相を目指す世耕氏は、伸康氏が二階氏の“後継”として公認された後に、参院議員から鞍替えを表明、出馬した。

世耕氏は街頭演説で「政治とカネ」の問題を謝罪した上で、参院議員として26年間、内閣官房副長官、経産相、自民党参院幹事長などを歴任してきた実績をアピール。「今回の候補者の中で、実際の政治情勢の実務経験があるのは私だけ」と国政への返り咲きを訴え、形見分けでもらった安倍晋三元首相の靴を履き、思いの強さを強調。安倍元首相と親しかった評論家の金美齢氏が応援入りし、21日には昭恵夫人も応援に駆けつける予定だ。

一方、劣勢が伝えられる伸康氏は「この国の形を変えたい」と、父が進めた国土強靱化(きょうじんか)を前面に打ち出し、“郷土愛”で支援を呼びかけた。石破茂首相、森山裕幹事長といった党幹部が次々と応援に入っており、県連会長の石田真敏元総務相は「通常、総理が応援に入るのは大負けしている選挙ではありえない。これからの1週間が重要だ」と巻き返しに必死だ。

ただ、応援演説では鶴保庸介参院議員を紹介する際に誤って世耕氏の名前が飛び出すなど、かつての友、世耕氏が敵となったことに、陣営からは戸惑いと「大義のない選挙を作った」との恨み節も聞かれた。

同選挙区からは共産党の楠本文郎氏(70)、立憲民主党の新古祐子氏(52)、諸派の高橋秀彰氏(42)も立候補している。【阪口孝志】

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