【竜王戦】藤井聡太竜王 「えっ、これがどら焼き？」 午前のおやつは幻の「どら焼き」

藤井聡太竜王の午前のおやつ「どら焼き」「京都宇治玉露」（日本将棋連盟提供）

藤井聡太竜王（名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖＝22）が佐々木勇気八段（30）の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第3局が25日、京都市の世界遺産「総本山仁和寺」で行われる。戦型は佐々木が意表を突く、向かい飛車。午前10時を回り、おやつが用意された。

藤井は「どら焼き」「京都宇治玉露」。毎月20日から3日間（弘法大師の月命日前後3日間）だけ販売されている京都・笹屋伊織の「どら焼き」。見た瞬間、「えっ、これがどら焼き？」と驚くが、江戸時代末期に僧侶の副食として作られた。秘伝の竹の皮に棒状のこしあんをのせ、くるくると巻いた元祖「幻のどら焼き」とも言われる。

佐々木は午前のおやつに「どら焼き」「いと達風五平餅」「宇治抹茶グリーンティー」を注文した。“定跡”のダブルおやつでスタートだ。

対局は持ち時間が各8時間の2日制。1日目は夕方に封じ手をする。2日目は26日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。