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奥田民生ソロ30周年記念ライブ初日、想像の斜め上を行くオープニングにファンも騒然!? 

日刊スポーツ / 2024年10月26日 19時38分

ソロ30周年記念ライブ「59-60」初日公演を行った奥田民生

シンガー・ソングライター奥田民生(59)が26日、東京・両国国技館で、奥田民生ソロ30周年記念ライブ「59-60」初日公演を行った。

94年10月「愛のために」でソロ活動開始。30年記念ライブの場に選んだのは、単独ソロ公演としては初めてとなる相撲の聖地だった。ライブタイトルも30年前のアルバム「29」「30」をもじり、周年へのこだわりを感じさせた。

その上で、お笑いコンビ「どぶろっく」の神様の姿に扮(ふん)して登場した。“あのネタ”のイントロを奏で、ハンチング帽を被った浜崎貴司(59)が歌う、想像の斜め上をいく異例のオープニングとなった。「ちょっと似ているけど誰なんだ!!」で登場した本家とのコラボで幕を開けた。

「どうも、奥田民生です。いつも通りのオープニングで…」とボケたが、「これで会場が一体化したと思います」と話すと、着替えのため、早々に舞台を下りた。どぶろっくの演奏後、再び登場すると「浜崎は今日コンサートだったけど、それをずらして来てくれた」と説明。「ありがとう。俺はお前を一生忘れないよ!」と感謝した。

2DAYS初日は「ひとり股旅スペシャル」と題し、弾き語りを披露。1曲終わるごとにステージが回転し、全方向のお客さんに向き合うサービス精神も発揮。だが、「後半は回らないと思う」とポツリ。

ゲストには「カーリング・シトーンズ」でともに活動する浜崎、寺岡呼人(56)トータス松本(57)斉藤和義(58)やTHE YELLOW MONKEY吉井和哉(58)の豪華メンバーに加え、どぶろっく森慎太郎(46)江口直人(46)が参加。それぞれとのコラボも披露した。

トータス松本からは、ゲストの多さに「ひとり股旅じゃない」とツッコミを入れられた。斉藤とのコラボではドラムを披露。また、自らの弾き語りの予定だったが、ガチ間違いで吉井を呼び込むハプニングもあった。再び登場した吉井は「Xで、両国で面白いことが起きてるってバズってるよ」とほほ笑んだ。

周年ライブを「ご褒美を頂いた気持ちです」と話すと、客席に向かって何度も「ありがとう」と繰り返した。“ひとり股旅スペシャル”と銘打ちながらも多数のゲストが参加。「1人は好きじゃないって言ったら、こうなった」とし、「これからはなるべく1人でやらないように、誰かと、誰かと!」と叫んだ。

自然体かつ自由気ままのMCと聞かせる演奏の高低差で、この日集まった7500人の観衆の耳をキーンとさせた。楽しませ、聞かせた30周年初日は約2時間半で、「さすらい」「イージユー★ライダー」など全19曲を披露した。

2日目となる27日は、30年前のバンド「GOZ」とのライブ「GOZ LIVE AT RYOGOKU」を開催する。

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