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【衆院選】維新馬場代表、与党過半数割れの見通し報道「キャスチングボートを握る可能性も」

日刊スポーツ / 2024年10月27日 22時7分

質問に応じる、日本維新の会・馬場伸幸代表(撮影・中島麗)

21年の前回選では躍進した日本維新の会は本拠地・大阪では全勝の勢いだが、比例代表で伸び悩み、公示前の43議席を維持するのは難しい情勢となった。全国政党化を見据え、小選挙区、比例代表で計164人を擁立した。全国政党へと「脱皮」する青写真を描いたが、全国には支持が広がらなかった。

大阪市北区のホテルに設けられた維新の開票速報センター。選挙戦終盤、関西を中心に駆け回った維新の共同代表の大阪府吉村洋文知事は「逆風の中、応援していただいた有権者には感謝したい」と述べた。大阪での強い支持について「自民党のおかしな裏金に対して、大阪の選挙区では実績のある維新が批判の受け皿になったのではないかと思っている」と分析した。

前回選で、維新は大阪府内では公明のいる4選挙区を除く15選挙区で全勝。今回、公明とすみ分けてきた大阪の4選挙区にも対抗馬を擁立し、公明と初めてガチ対決した。

馬場伸幸代表は自民、公明両党が過半数割れの見通しになったことに「与党の過半数割れが達成できれば、一翼を担った自負を持っていい」と強調し、維新の獲得議席数にもよるとしながらも「維新がキャスチングボートを握る可能性もゼロではない」とした。【松浦隆司】

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