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【衆院選】落選の丸川珠代氏は涙なし「力不足を痛感」「自民党の一員であることには変わらない」

日刊スポーツ / 2024年10月27日 23時35分

東京7区で落選を受け会見する丸川珠代氏(27日、午後10時17分、東京・西新橋で)(撮影・野上伸悟)

衆院選が27日、投開票され、東京7区から立候補した丸川珠代元五輪相(53)が敗北した。投票締め切り直後に、相手候補である立憲民主党の松尾明弘氏(49)に当確出た。これまで参院東京選挙区では100万票超えの得票をしてきたが、裏金問題での党の処分と、参院からのくら替えのタイミングが重なる流れとなってしまった。

午後10時過ぎに選挙事務所に姿を見せた丸川氏は、これまでの街頭演説で見せたような涙はなく「力不足を痛感しています。地域の有権者が選んだ結果をしっかり受け止めたい」と、淡々と敗戦の弁を述べた。

パーティー券収入822万円を政治資金収支報告書に記載せず、処分を受けて比例重複が認められない中の苦しい選挙戦だった。「言葉の限りを尽くして説明をしたつもりですが、信頼を得るには至らなかった」とした。

今後について問われると「自民党の一員であることには変わらないので、我々がもう1度スタートが切れるよう、地域の皆さまと力を合わせていきたい」と政治活動を継続するとした。

22年7月に銃撃死した安倍晋三元首相に近く、公示翌日の16日には安倍氏の妻昭恵さんが応援に入った。選挙戦最終日には石破茂首相と街頭演説を行った。「ゼロからやり直してでもこの国を守りたい」などと訴える一方、「お助けください」と涙で訴える様子には、SNSなどで強い批判も出ていた。

元テレビ朝日アナウンサーという経歴を持ち、知名度は抜群だったが、それを上回る逆風が吹いた。

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