高石あかり、NHK朝ドラ最終オーディションは審査員「全員一致」 川栄李奈以来に事務所も喜ぶ

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロイン役に選ばれ笑顔であいさつする高石あかり（撮影・白石智彦）

NHK大阪放送局は29日、大阪市の同局で次々作の25年度後期連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロイン発表会見を開き、高石あかり（21）に決まったと発表した。

高石がオーディションに臨んだのは「舞いあがれ！」「あんぱん」に続いて、今回が3回目。朝ドラ歴代3番目となる2892人の応募者の中から、9月にヒロインに決まった。オーディションでは主演映画「ベイビーわるきゅーれ」のように演じてほしいと言われ、「自分らしくできた」とにっこり笑った。

制作統括の橋爪國臣氏によると、最終には9人が残り、セットを立てて本番同様の演技を審査し、「全員一致で」高石に決まったという。

オーディションに立ち会った脚本担当のふじきみつ彦氏も「自分が明治時代の松江にいて、のぞき見してるような感覚に陥った。この人は松野トキと思わせてくれた」と高石の演技に太鼓判。「いいヒロインを迎えることができた。いい本を書かなくちゃな、と。いい意味で初々しいし、どんどん化けていく才能、ポテンシャルを秘めている。毎朝楽しみになるように応援していただけたら」と気を引き締めた。

高石が所属するエイベックス・マネジメント・エージェンシーでは、21年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で川栄李奈（29）が3人の主役のうちの1人としてヒロインを務めたが、単独ヒロインは初。事務所関係者は「事務所も盛り上がっています」と笑顔を見せていた。