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倉田真由美氏「結婚してよかったこと」つづる 2月に夫叶井俊太郎さん死去

日刊スポーツ / 2024年10月29日 19時45分

倉田真由美(2020年2月撮影)

漫画家の倉田真由美氏(53)が29日、X(旧ツイッター)を更新。今年2月に膵臓(すいぞう)がんで亡くなった夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎さんと「結婚してよかったこと」についてつづった。

倉田氏は「『結婚してよかったこと』を聞かれたら、『夫の最期、夫の側にいてやれたこと』が真っ先に思いつく」と切り出し、「そんなこと、体験する前には思いもつかなかった。でも、夫が最期独りじゃなくてよかった、私がいてよかったって心から思う。結婚してよかったって思う」としみじみとつづった。

そうした自身の体験から「体験しないと分からないこと、自分の気持ちが想像を超えてくることってある」とつづり、「『結婚のメリットデメリット』なんて、体験する前に考えても意味はない」と率直な思いを記した。

叶井さんは、2001年にカルト映画だと思って買い付けた、仏恋愛映画「アメリ」が興収16億円のヒットになって話題を集めた。09年に倉田氏と4度目の結婚。22年6月にステージ3の膵臓(すいぞう)がんで余命半年の宣告を受けたが、抗がん剤治療、手術を拒否して、1年8カ月生き続けた。56歳だった。

闘病を支えた倉田氏は2月27日、夫が亡くなって以降、初の投稿で「2月16日夜、夫が永眠しました。私の見ている目の前で、最期の息を引きとりました」と報告。「その後は何度も、何度も何度も『父ちゃん! 父ちゃん!』と声をかけましたが戻ってくることはありませんでした。亡くなる前日まで毎日シャワーを浴びて髪を洗い髭を剃り、普通に話せていました。私にもっともっと大変な思いをさせてもよかったのに、ろくに何もさせないままいってしまいました」と振り返り、「夫は癖の強い人で、合わない人も結構いたかもしれません。でも、私とは合う人だった。まったく喧嘩にならない相性だった。そのおかげで、なんにもストレスなく家族として十数年を過ごせました。いい思い出しかありません。最高の父ちゃんでした」とつづっていた。

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