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山崎貴監督「ゴジラの映画やるから」米国オファーも「血の涙流しながら断った」NYコミコン思い出

日刊スポーツ / 2024年11月4日 5時30分

「ゴジラ・フェス」で開かれた「居酒屋ゴジラ」 で乾杯する山崎貴監督(撮影・村上幸将)

山崎貴監督(60)が3日、都内で行われた「ゴジラ・フェス」に登場、1日に新作「ゴジラ」映画の製作を発表後、初の公の場で自らの口で改めて発表した。昨年公開の「ゴジラ-1.0」が、第96回米アカデミー賞でアジア初の視覚効果賞を受賞。全世界から期待と熱視線が注がれる中、「もうちょっと、かかりますけど、超えられるような映画を作ることができるよう頑張ります」と「ゴジラ-1.0」超えを宣言した。

この日は、1954年(昭29)の初代「ゴジラ」(本多猪四郎監督)が劇場公開された「ゴジラの日」で、1年前には「ゴジラ-1.0」も公開された。今年はゴジラ生誕70周年記念で、まず山崎監督は歴代の製作関係者の恒例トーク企画「居酒屋ゴジラ」に登場。新作でも監督・脚本・VFXを担当するが「うまくいきすぎて、めっちゃハードルが高い。自分で臨むことを…ふと、考えると貧乏くじを引いたなと」と笑った。

トークの中で、米国で開催されたポップカルチャーの祭典「ニューヨークコミコン」に初参加した思い出も振り返った。司会の笠井信輔(61)から「オファーが来た?」と聞かれると「すごいの(オファー)がきた。でも『ゴジラの映画をやるから』と血の涙を流しながら断った」と明かした。

その後、東京国際映画祭とのコラボ企画「ゴジラ」4Kデジタルリマスター版上映で、造形助手の鈴木儀雄氏(89)と対談した。山崎監督は「初代の反核、反戦の気持ちは大事にしていきたい」と力を込めた。【村上幸将】

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