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【流行語大賞】「カスハラ」顧客の理不尽要求や暴言「。」も今やハラスメント対象に/ノミネート

日刊スポーツ / 2024年11月5日 14時0分

【イラスト】新語・流行語大賞大賞ノミネート一覧

今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が5日、発表された。トップ10と大賞は、12月2日に発表される。

◆  ◆  ◆

「カスハラ」

カスタマー・ハラスメントの略。消費者・顧客による理不尽なクレームや悪質な嫌がらせ、暴言などのこと。また〇〇ハラの関連では、年長者からのLINEなどSNSの文章で、文末に「。」(句点)が付くと若者が感じるという「圧迫感」でそれをマルハラ(マルハラスメント)という。フキハラは、不機嫌ハラスメントのこと。

カスハラの具体的行動では、差別的な発言、土下座の強要、ささいなミスについて従業員を呼び出す、慰謝料などの金品要求、不合理な特別待遇の要求、電話での長時間拘束、ネットに書くなどと脅迫、担当者を解雇しろと会社に要求、契約にないサービス要求、泥酔状態での迷惑行為などが該当する。中には脅迫や恐喝罪、強要罪、威力業務妨害罪などに該当するものがあり、実刑判決に至った場合も。ハラスメントについては、セクハラ(セクシュアル・ハラスメント)、パワハラ(パワー・ハラスメント)などに続き、マルハラ、フキハラなど用語が次々と現れている。

◆  ◆  ◆

事務局では、今年の傾向を「2024年は1月に能登半島地震が発生し暗いニュースからのスタートとなったが、オリンピック、大谷選手の活躍、ダンス動画関連のヒットなど、話題は数多くみられた。流行語としては、小粒がそろったと思われる。また、「お金」にまつわる用語が数多く発生。責任をもたない風潮の世の中、光と闇が混在した年であり、嵐の前の静けさを感じさせる」としている。

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