片岡愛之助悼む「メガホン持たれた楽しそうな顔忘れられません」楳図かずおさん初監督映画で主演

14年9月　映画「MOTHER」の完成披露上映会を前に、用意された「ボーダーカーペット」で「グワシ」のポーズを取る楳図かずおさん（左）と片岡愛之助

88歳で亡くなったことが5日に発表された漫画家楳図かずおさんをしのぶ声が、芸能界からも続々と上がっている。歌舞伎俳優片岡愛之助（52）、タレント、歌手中川翔子（39）らが生前の思い出を語り、追悼した。

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楳図さんが初監督し、脚本も手がけた自伝的映画「マザー」（14年）で主演し、楳図かずお役を務めた愛之助は公式ブログで「映画『マザー』ではとてもお世話になりました。マザーの時の監督をつとめてくださった時の、メガホンを持たれた楽しそうな顔忘れられません。また、一緒にグワシしたかったです。たくさんのすてきなホラー作品ありがとうございました。天国でもグワシやってくださいね。おつかれさまでした。心よりご冥福をお祈り申しあげます」とつづった。

同作は、楳図さんの生い立ちを本にするため編集者が取材を進めるうち、怪奇現象に巻き込まれていくという物語。製作当時、愛之助は楳図さんの代表作「まことちゃん」の愛読者であることや「実際にお会いすると繊細で優しい方。独特の世界観や描写がたくさんあってうれしくなった」と話していた。2人で多数のイベントや舞台あいさつにも出演した。