紀藤正樹弁護士「SNSの短期間で高収入投稿は犯罪の勧誘」トクリュウの闇バイトに警鐘

紀藤正樹氏（2022年7月撮影）

弁護士の紀藤正樹氏が6日、X（旧ツイッター）を更新。闇バイトについて、警鐘を鳴らした。「SNS上の『短期間で高収入、やりたい人いたら連絡ください』趣旨の投稿は犯罪の勧誘」とつぶやいた。熊本県警が5日、交流サイト（SNS）で詐欺資源の「受け子」「出し子」を募集したとして、職業安定法違反の疑いで、指定暴力団道仁会系幹部を逮捕したのを受けて、発信した。

8月末から千葉・神奈川・東京・埼玉の1都3県では「トクリュウ」こと、匿名・流動型犯罪グループによる強盗事件相次いでいる。闇バイトに応募した人は、身分証明書や免許証の画像を送信し、指示役から実行先を指示される。まっとうなアルバイトならこういった応募ではなく、履歴書の提出を求められ、面接を受けるはずだ。

5日に発表された、今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選　2024ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語の中には、その「トクリュウ」が選ばれている。