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玉川徹氏「僕には分からない」トランプ政権入り濃厚イーロン・マスク氏の政府予算削減案に

日刊スポーツ / 2024年11月8日 10時50分

玉川徹氏(2019年撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、米大統領選で勝利し4年ぶりの返り咲きを決めたトランプ前大統領が、政権入りを検討する実業家イーロン・マスク氏の主張に、疑問を投げかけた。 「テスラ」や「スペースX」「X(旧ツイッター)」などの経営に携わるマスク氏は、かねてトランプ氏支持を明言し、大統領選期間中に約180億円ともいわれる巨額な資金を献金したと報じられ、トランプ氏の勝利に大貢献。5日(日本時間6日)の投開票日も、トランプ氏のフロリダ州の邸宅「マール・ア・ラーゴ」でともに見守るなど、トランプ氏にがっつり食い込んでいる。

番組では、トランプ氏がマスク氏を、政府の歳出削減を指導する「コスト削減長官」に起用する考えを持っているとする米ブルームバーグの報道を紹介。また、マスク氏がトランプ氏の応援演説の際に、バイデン政権の予算6・5兆ドル(約975兆円)から「少なくとも2兆ドル(同300兆円)削減できる」と述べたことや、2022年に旧ツイッター社を買収した際に半数の職員を解雇したことなどに触れ、今後のトランプ氏の動き次第では、忠誠を誓わない政府職員が大量に解雇される可能性もあるなどと指摘した。

玉川氏は、マスク氏の主張について「6・5兆ドルのうちの2兆ドルって、30%ですよ。そんなことできるわけないと思う」と強い疑問を表明。「本当にそんなことをやったら、あらゆる政府機関が止まってしまう。吹いているのかどうなのか、僕には分からない」と、首をひねった。

番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一も「改革なのか、冒険なのか、ちょっと分からない」と応じた。 一方、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂は「トランプ氏は経済に対して真剣に取り組むと思う。本当の経営者が経済政策をやった方が、僕はいいと思う。イーロン・マスク氏は(トランプ政権の)ナンバー2くらいになるのではないかと、勝手に思っちゃう」と私見を述べた。

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