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西山朋佳女流3冠 将棋史上初の女性棋士誕生に“王手”なるか 棋士編入試験第3局

日刊スポーツ / 2024年11月8日 11時24分

西山朋佳女流3冠(2024年10月撮影)

将棋史上初の女性棋士を目指す西山朋佳女流3冠(白玲・女王・女流王将=29)のプロ棋士編入試験5番勝負の第3局、上野裕寿四段(21)戦が8日午前10時、大阪市の関西将棋会館で始まった。

試験は新人棋士5人と対局し、3勝すればプロの四段となる。第2局までを終え、対戦成績は1勝1敗。西山が勝てば、女性棋士誕生に、あと1勝に迫る。

戦型は後手番の西山が得意の振り飛車戦法を採用。4筋に飛車を振り、角道を止める「ノーマル四間飛車」で2勝目を狙う。

試験は1カ月に1局のペースで実施される。9月10日の第1局は高橋佑二郎四段(25)との接戦を制し、好発進。10月2日の山川泰熙四段(26)との攻め合いに屈して足踏みした。

上野は昨年の新人王戦で優勝。プロ3戦目、プロ入りわずか31日目で棋戦初優勝を果たす快挙を達成した。今年の若手棋戦、加古川青流戦でも優勝。藤井聡太竜王も注目する若手有望株だ。西山は強敵を撃破し、史上初の女性棋士誕生に“王手”をかけるか。激戦が予想される。

現行制度の編入試験を受けるのは、女性では福間(旧姓里見)香奈女流5冠(32)に続き2人目。男性も含めた受験者は今泉健司五段(51)ら5人で、不合格となった福間以外の3人はいずれも合格している。

西山は7月4日に行われたプロ棋士相手の公式戦に勝ち、直近の公式戦成績を13勝7敗とし、プロ棋士編入試験を受けるのに必要な「最近の公式戦で10勝以上、かつ勝率6割5分以上」の条件を満たし、受験資格を得た。

将棋のプロは棋士と女流棋士がいて制度が異なり、棋士になるには養成機関の奨励会を卒業するか、編入試験合格が条件となっている。

西山は奨励会の最高位三段に在籍していたが2021年に退会し、女流棋士に転向した。

持ち時間は各3時間。昼食休憩を挟んで、8日夕方には決着の見込み。

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