松本人志の訴え終結方針に同意した文春側のリスク回避とは? 「ミヤネ屋」出演弁護士が解説
日刊スポーツ / 2024年11月8日 15時9分
大阪地検検事出身の亀井正貴弁護士が8日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に出演。ダウンタウン松本人志(61)が「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして発行元の文芸春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求めていた訴訟を終結する方針が明らかになったことについて言及した。
今年8月には非公開での審理が取り消され、延期されていた。亀井氏は「これは珍しい。恐らくこれは和解の経過とか、そういうことが分からないように水面下で話し合いを続けるためにやったんだと思います」と推察した。
松本側の訴えを取り下げる方針については「訴え取り下げというのは、訴訟上の和解と違って、最初からなかったことになるんですね。裁判そのものがなかったことになる。訴訟上の和解というのはやってきたことを生かした上で最後に結論付けるっていうこと」と説明。続けて「もう1つ大事なことは、勝手に訴えを取り下げることができないんですね。第1回目の初回期日までに原告が勝手に取り下げることができるんですけども、1回期日を経過したら、相手方の同意がいるんですね。文春が同意してくれないと、取り下げることができない。だから文春がガチでケンカして最後の判決をもらおうとするんだったら、不同意にして最後まで行くんですね」と語った。
そして「ということは、文春は同意をしてるから、これを終わらせることがお互いにとっていいと判断をしたという可能性がある」と解説。さらに「松本さんにとってやらない方に越したことはない。文春側にとっても、特に事実を否定されない限りは、女性が証人に立つとかですね、いろんな問題が生じる可能性がある」と続けた。
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