松本人志「取り下げは半ば諦めて断念…松本さんのダメージ大きい」若狭勝弁護士が解説
日刊スポーツ / 2024年11月8日 20時2分
ダウンタウン松本人志(61)が「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして発行元の文藝春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求めていた訴訟が終結した。8日、所属する吉本興業らが発表した。11日に第2回弁論準備を控える中、両者協議の上で訴えの取り下げに合意し、同日中に東京地裁で手続きを済ませた。松本はコメントの中で被害を訴えた女性への謝罪も記した。同時に「週刊文春」竹田聖編集長もコメントを発表した。
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元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「取り下げは起こした訴訟を最初からなくすこと、和解は訴訟の中でお互いに譲歩して手続きの中で歩み寄ること」と解説した上で「訴訟を起こす時には争おうとして自分の主張を認めてもらおうとするのですが、取り下げは半ば諦めて断念するわけです。積極的に原告側が訴訟をやめようということなので、結論から言うと、松本さんのダメージが大きいという印象を受けることは確かだと思います」とした。
松本が芸能活動を休止してまで取り組んだ裁判だったが、取り下げとなったことに若狭弁護士は「1日でも早い芸能活動再開と、徹底的に争っても勝訴の可能性は低いという2つをてんびんにかけ、芸能活動再開を取ったのだと思います。あくまでも復活を優先的に選んだのだから、松本さんは今後、口が裂けてても『白旗を上げた』とは言わないと思います」と見解を語った。
さらに若狭弁護士は「(取り下げは)被告側の立場から考えると『やっぱりね、諦めたんだね、この裁判は最初から無理筋だったんだね』と受け取るのでは。文春側は記事を掲載した目的は達せられたと思うのではないでしょうか」と話した。
また、1度でも公判が開かれたり、準備書面が用意されると、取り下げには相手方と同意が必要になるという。
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