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とんねるず29年ぶり2人だけの武道館「ワンフーの皆さん愛してます」20曲以上熱唱し再会約束

日刊スポーツ / 2024年11月10日 4時0分

オープニングで白い衣装で「情けねえ」を熱唱するとんねるずの石橋貴明(左)と木梨憲武

とんねるずの石橋貴明(63)と木梨憲武(62)が9日、東京・日本武道館で「とんねるず THE LIVE」を開いて、大ヒット曲「情けねえ」「雨の西麻布」「ガラガラヘビがやってくる」など20曲以上を熱唱した。

2人だけの武道館は29年ぶり、前日と合わせて計1万8000人を集めた。来月20日午後9時から、フジテレビの動画サービスFODで配信される。

オープニングで会場が真っ暗になると9000人が総立ち。レーザービームが飛び交う中、真白なロングスーツの石橋と木梨がステージ中央にせり上がった。“とんねるず育ての親”フジテレビ港浩一社長(72)もスタンド席最前列で見守る中、景気は弾け始めても世の中は浮かれきっていた1991年(平3)に「日本歌謡大賞」を受賞した「情けねえ」を熱唱した。

同年大みそかのNHK「紅白歌合戦」では白いブリーフ一丁で熱唱して「受信料を払おう」のメッセージを背中に書いて物議をかもした。18年3月22日のフジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」最終回では「フジテレビをなめるなよ」と歌詞にぶっ込んだ。思い入れの強い曲を歌い終わると、それぞれステージ脇に引っ込んで暗転。バックバンドのメンバーも引き上げて「以上をもちまして本日は全て終了しました。ご来場ありがとうございました」のアナウンスが流れて、たった1曲で終了した。

真っ暗中でファンが「アンコール」を送り続ける中、5分近くたってバンドメンバーが登場。2人は真っ黒なスーツに着替えて再登場した。石橋が「ただいま!29年ぶりに帰ってきました」。木梨が「アンコールありがとう。昨日は“練習”だから、今日は仕上がってます」と笑わせると、石橋は「朝ベッドから起きられなかった」とぼやいた。

その後は「やぶさかでない」「嵐のマッチョマン」「一番偉い人へ」などかつてのヒット曲を30年以上前をほうふつとさえるパフォーマンスで熱唱。石橋はウッドベース、木梨はギターの華麗な演奏を“エアー”で披露した。会場は50代男性が多数。見回した石橋は「今日は男が7割。ワンフー(ファン)も年を取ったから座るとこがないとね。昨日は『座っていいよ』て言ったら、ほとんどの人間が『ハァーッ』って言った(笑い)。座ってください、オシッコも行ってください」と笑わせた。

そしてFODの配信の告知。木梨は「本当はWOWOWの予定が、港さんが『おい、うちでやろう』って言ってFODになりました」。石橋は「メガネを新しく作ったんだけど、昨日忘れちゃって配信用の映像がつながらなくなるから、今日もダメ。ほとんど見えてません」と笑わせた。

最後に“2回目のアンコール”で歌い終えて、石橋が「ワンフーの皆さん、愛してます」と言うと、木梨が「俺も」と付け加えた。石橋は「また、何らかの形で会いましょう」とファンにコンサートでの再会を約束した。【小谷野俊哉】

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