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5周年YOASOBIが初単独ドーム公演「ikuraとして生きていく覚悟を決めました」

日刊スポーツ / 2024年11月10日 20時0分

初ドームツアー最終公演でパフォーマンスするYOASOBI Photo by Yoshihiro Mori

「小説を音楽にするユニット」YOASOBIが10日、東京ドームで、結成5周年を記念した初ドームツアー「YOASOBI 5th ANNIVERSARY DOME LIVE 2024“超現実”」の最終公演を開催した。デビュー曲にして大ヒットとなった「夜に駆ける」から5年。日本の音楽シーンの第一線に躍り出た2人が、ドームを“YOASOBI”ワールドに染め上げた。

ikura(24)が「最高の時間を約束します! ぶちあげていけますか東京!」と叫び、「セブンティーン」で幕開け。ステージは全編通してスマートフォンでの写真撮影が可能で、飛び交うカラフルなレーザービームが華やかな空間を演出。「でかい声聞かせてくれよ東京! もっともっとちょうだいよ東京!」と熱く呼びかけ、5万人を熱狂の渦へ誘った。

コンポーザーのAyase(30)、ボーカルのikuraで19年に結成し、同11月公開の「夜に駆ける」が大ヒット。話題曲を連発し、昨年のNHK紅白歌合戦では「アイドル」をトリ前に披露。今春には世界最大級のフェス「コーチェラ」出演を果たすなど、めざましい活躍を続けている。

単独ドーム公演は本ツアーが初めて。先月の大阪公演と東京公演をあわせて17万人を動員した。昨年世界的ヒットを巻き起こした「アイドル」のイントロではikuraが「声出せますか東京! ぶち上げていけますか東京!」と絶叫。大歓声がドームを揺らし、会場のボルテージは最高潮となった。

同曲を終え、Ayaseは「東京ドーム最高すぎ、マジでこんな景色みたことない!」と興奮気味に話した。「ようやくたどり着いた東京ドーム。この人生分、全ての集大成を詰め込みたいと思って準備をしてきました」と明かし、「5年前はこんな景色の中心に自分がいるなんて思ってもいなかった。本当にみんなのおかげです、ありがとう」と感慨深げに伝えた。

結成時18歳だったikuraは「日に日に大きくなっていくYOASOBIの活動に振り落とされないよう必死にしがみついて、飛び込んでくるものを飲み込んで消化することを繰り返す日々でした」と回想。「これからも一緒にワクワクする未来を、見たことない景色を、新しい音楽を探していきたいし、そこで輝くikuraでありたい。ikuraとして生きていく覚悟を決めました」と宣言し、大きな拍手を浴びた。

同ツアーで初披露の新曲でリクルートの新CMソング「New me」など、アンコール含め全25曲を披露した。クライマックスでは気球型の装置でドームの空を舞い、天井付近の客席にも接近。来年7月から、初の全国ホールツアーを開催することも発表された。

ikuraは「YOASOBIはこれからも、みんなの夢を乗せてもっと大きくなっていくと信じているし、朽ちることなく前に進んでいきたい」と決意。大歓声に包まれながら、節目のステージでさらなる飛躍を約束した。【玉利朱音】

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