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羽生善治会長が藤井聡太王位を称賛「結果残されたのはさすが」渡辺明九段には「意気込み感じた」

日刊スポーツ / 2024年11月12日 18時42分

日本将棋連盟の羽生善治会長(左)から授与された就位状を手にする藤井聡太王位(右)

将棋の「伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦」を制した、藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=22)の就位式が12日、東京都千代田区の「イイノホール」で行われた。今期はこのタイトル戦に初挑戦した渡辺明九段(40)を4勝1敗で下して5連覇を達成するとともに、「永世王位」の称号を獲得した。

主催者としてあいさつした日本将棋連盟会長の羽生善治九段(54)は、「この2人は各タイトル戦で顔を合わせている、将棋界のビッグカードの1つ。王位戦初挑戦の渡辺さんには、かける意気込みも感じたシリーズでもあった」と語り始めた。

7番勝負は当初、渡辺が押し気味だった。「棋譜の内容を見ていると、前半戦の3局は非常に渡辺さんの充実さが光っていました。藤井王位は苦しいながらも勝負どころをとらえて、結果をきちんと残されたところはさすがだなと思っております」。タイトル獲得通算99期の第一人者は、藤井の勝負強さを称賛していた。

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