1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「本命・吉村知事のシャンシャン人気投票ではだめ」松沢成文氏が維新代表選に出馬を表明

日刊スポーツ / 2024年11月14日 18時49分

日本維新の会代表選への出馬を表明する松沢成文参院議員(撮影・中山知子)

神奈川県知事を2期務めた日本維新の会の松沢成文参院議員(66)は14日、国会内で記者会見し、党の代表選(17日告示、12月1日投開票)に出馬する意向を表明した。

代表選をめぐっては、共同代表を務め、「本命」と目される大阪府の吉村洋文知事(49)がすでに出馬表明している。自身も知事経験者の松沢氏は「本命の吉村さんが出て、吉村さんのシャンシャンの人気投票で終わったら絶対に維新の将来はない。本格的な政策論争をすべきだ」と述べ、吉村氏への対抗心をみせた。ほかにも出馬の動きがあることを念頭に「吉村さんとの勝負にしないといけない。私には知事としての実績もあり、吉村さんには負けないと思う」とも語った。

維新の代表選では、出馬に国会議員、地方議員など50人の推薦人が必要。松沢氏は、嘉田由紀子氏や中条きよし氏ら同僚の参院議員6人の推薦人が集まり、50人を超える見通しが立ったとした上で「維新は総選挙で大敗し、今、指導力も行動力も失っている。ここで党改革に向けて徹底した議論をして党再生に向けた新しい陣容をつくり、きたるべき国会論戦や来年の参院選に向け、このチャンスを生かさない手はないということで立ち上がった」と、心境を語った。

「日本維新の会は何を目指す党なのか分からないということを言われる」とした上で、選挙戦で特に訴えたいテーマとして「関西奠都(てんと)」と「首相公選制」の2点を掲げると表明。「天皇皇后両陛下が住まわれる皇居を関西に移転し、東京は政治の都に特化する。文化の都・関西と政治の都・東京とすることが、東京一極集中を変えていく第1歩だ」と述べ「『関西奠都』を政党目標にすべきという提案をしたい」と訴えた。また「憲法改正をせず、法改正で日本型の首相公選制が実現できる。これを政党目標にしたい」とし「吉村さんと大々的に議論したい」と述べた。

維新は、大阪での圧倒的な強さに比べて、全国規模での勢力拡大が進まないジレンマを抱える。松沢氏は「維新は大阪中心の政党できたが、これでは全国政党にはなれない。ある意味、日本維新の会は大阪一極集中になってしまっている」と党の現状を表現し「私のように関東出身やその他の地方出身の方も代表選に出馬して、日本全体をどうするかという議論ができる代表選にしたい」と意欲を語った。

維新代表選をめぐっては、国会議員ではこのほか、副幹事長を務める金村龍那衆院議員(45=比例南関東)も出馬の意向を表明したほか、空本誠喜衆院議員(60=広島4区)が、出馬を目指している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください