「山の上ホテル」トレンドに 明大が再整備発表でSNS歓喜「母校に喝采!!」「明大あっぱれ」

山の上ホテル（15年12月撮影）

「山の上ホテル」が15日、インターネット上のトレンドワードに急浮上した。明治大学がこの日、数多くの作家や文化人に愛された同ホテルの土地と建物を同日付で取得し、今後再整備に当たることを、公式ホームページを通じて発表したことを受けたものだ。

山の上ホテルは1937（昭12）年に建てられ、米建築家のヴォーリズが設計。1954年（昭29）年にホテルとして開業したが、老朽化を理由に今年2月、多くのファンに惜しまれながら「当面の間」休館となっていた。

同ホテルの建物は文化的にも評価が高く、SNS上には歓喜の声が相次いでいる。

「母校に喝采！！」などOBから喜びの声が寄せられたほか「是は朗報」「どうなるのか気になってたので良いニュース」「山の上ホテル明治が継承するんか！」「そのまま山の上ホテルとして運営してほしいなあ」「ここは最高のホテルでしたね　明治大学さま　ありがとうございます」「明治大やりますね」「明治大学、あっぱれ」などのコメントが寄せられている。

「プリンアラモードは…山の上ホテルのプリンアラモードは復活するとですか…！」と、ホテル内の「コーヒーパーラーヒルトップ」の名物デザートだった「プリンアラモード」復活への期待の声もあった。

山の上ホテルは明大のすぐ近くにあり、両者は深いゆかりを持つ。大学側は公式ホームページに発表したリリースの中で、2031年の創立150周年の記念事業の一環として「本不動産を取得し再整備を実施します」と明かした。また「現状の外観を維持したまま必要な改修工事を施したうえで、専門業者と連携しホテル機能を継続させるとともに、学生支援、地域連携、社会連携の機能としても利活用ができるよう検討しており、本学の新たなシンボルとして継承していきます」と説明している。