【竜王戦】藤井聡太竜王「一方的な内容になってしまった」歴代2位の「最速敗戦」
日刊スポーツ / 2024年11月16日 17時10分
藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=22)が佐々木勇気八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第4局が15、16の両日、大阪府茨木市の複合施設「おにクル」で行われ、先手の佐々木が藤井を下し、シリーズ対戦成績を2勝2敗のタイにした。佐々木はタイトル初挑戦で、タイトル奪取を目指す。
藤井が7番勝負のタイトル戦で2勝2敗のタイスコアに並ばれたのは2度目。終局時間の午後3時45分は2日制のタイトル戦では歴代2位の「最速敗戦」となった。第5局は27日、和歌山市「和歌山城ホール」で行われる。
終局後、藤井は「早い段階から苦しい展開になってしまった」と悔やんだ。第4局は、先手の佐々木が角換わりの戦型を選択。相早繰り銀と進み、佐々木が27手目に研究手をぶつけた。藤井は時間を使わされる展開になり、何度も長考に沈んだ。
2日目も佐々木の猛攻に逆転のきっかけをつかもとうしたが、厳しい局面が続いた。終盤は勝負手を重ねて、容易に土俵を割らない指し回しを見せ、起死回生の“鬼手”を模索したが、不発に終わった。
「ちょっと本局は一方的な内容になってしまったかなと思う」
7番勝負のタイトル戦で2勝2敗のタイスコアに並ばれた23年2月、羽生善治九段との王将戦7番勝負第4局で黒星を喫し、2勝2敗になって以来、約1年9カ月ぶり。これまでの「最速敗戦」の歴代1位は21年6月の王位戦7番勝負第1局の豊島戦での終局時間午後3時35分。今回は歴代2位の「最速敗戦」となった。
佐々木は当時デビューから負けなしの29連勝の新記録を達成した藤井の30連勝を止めた「藤井を止めた男」としても知られる。
藤井が勝っていれば、竜王4連覇に向けて一気に加速するところだったが、再びタイに追いつかれた。正念場の次局へ「第5局以降は熱戦が指せるように精いっぱい、準備をしていきたい」と気持ちを切り替えた。【松浦隆司】
この記事に関連するニュース
-
藤井竜王、午後3時45分…2番目のスピード投了 7番勝負の2敗は2年ぶり!第4局敗退で2勝2敗
スポニチアネックス / 2024年11月16日 18時5分
-
【竜王戦】藤井聡太竜王に完勝した佐々木勇気八段、大事な一番で「とっておき」の作戦披露
日刊スポーツ / 2024年11月16日 16時53分
-
藤井敗れ、佐々木がタイに戻す 将棋竜王戦は2勝2敗
共同通信 / 2024年11月16日 16時17分
-
藤井聡太竜王が佐々木勇気八段に完敗でタイスコアに…2日制タイトル戦で3度目の2敗目
スポーツ報知 / 2024年11月16日 15時47分
-
【竜王戦】藤井聡太竜王「負けました」〝鬼手〟不発 7番勝負では2度目の2勝2敗のタイに
日刊スポーツ / 2024年11月16日 15時46分
ランキング
-
1食事マナーが大炎上の石破首相にマナー講師が「とても感動しました」とまさかの太鼓判。その理由は?
集英社オンライン / 2024年11月16日 11時0分
-
2三笠宮妃百合子さまの一般の弔問記帳始まる…赤坂御用地で、「安らかに旅立って」
読売新聞 / 2024年11月16日 12時45分
-
3日米韓、日中で首脳会談 ペルー訪問中の石破首相「連携を緊密に」
日テレNEWS NNN / 2024年11月16日 14時54分
-
4「バスも満席なっちゃいました」…JR函館線の貨物列車脱線事故 札幌~函館間のダイヤに大きな影響
HTB北海道ニュース / 2024年11月16日 12時31分
-
5【快挙】「牛も羊も死に絶えて植物も枯れる不毛の地」日本人女性で初めて世界14の8000メートル峰を制覇 福岡出身の看護師で登山家 次の目標は
FBS福岡放送ニュース / 2024年11月16日 7時19分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください