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斎藤元彦氏、立花孝志氏の印象語る「公益通報の問題点の本質をとらえておられる」立花氏は謝罪

日刊スポーツ / 2024年11月18日 7時18分

立花孝志氏(左)と斎藤元彦氏

17日の兵庫県知事選で再選した無所属の前職斎藤元彦氏(47)が、ニコニコニュースの開票特番に中継で生出演し、斎藤氏の疑惑を否定する立場で無所属で立候補した、NHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)と会話した。

斎藤氏は同番組でジャーナリスト畠山理仁氏から、立花氏の動向の感想を聞かれると「自分自身は、目の前の選挙戦を必死でやっていく、というのが今回の選挙戦だったので、そこでいっぱいいっぱいでしたね。1人からの手作りでの選挙でしたので、昨日までのそうですが、周りを見る余裕はなかったので、自分がやれることを必死でやっていたということでしたので、他の候補者に言及する余裕はなかったですね」と振り返った。

有権者が斎藤氏に求めたものについては「メディアさんでは、知事の資質とか文書問題をかかげられていたところもありますけど、やっぱり私(が思うの)は、政策ですよね。高校生の方とか大学生の方がすごく話しかけてくれることが多かったんですけど、文書問題のことというよりも、高校のトイレをきれいにしてくれて本当にうれしいとか、県立大学の無償化の問題とか、不妊治療の支援を受けて子供を授かったとか、政策とか、県の…私が知事になってから取り組んできたことを結構、見て頂いていて、やっぱり政策を進めていって欲しい、というのが有権者の皆さんの強い期待だし、有権者の関心が高かったと思うんです」と分析した。

ここでスタジオゲストの立花氏から斎藤氏に質問。立花氏は「まずは斎藤さんには『疑ってしまってごめんなさい』」と頭を下げた。「多くの人が、報道を信じて斎藤さんを疑ってしまったこと。僕は謝罪をしたかったんで、謝罪をするだけじゃなくて、ジャーナリストとして真実を伝えたい、というのがあって、その結果、斎藤さんを応援することになったと考えています」と自身の行動を説明すると「初めてお話しさせていただくので、僕の方から言えるのは、僕が必要だったら、またご連絡ください。特に必要でなければ、必要になった時に連絡いただく程度で結構ですので、ぜひ頑張ってください」と呼びかけ、斎藤氏も笑顔で応じた。

斎藤氏は立花氏の印象を聞かれ「立花さんとのファーストコンタクトは、JCさんの討論会でお会いしたのが最初でした。それまで存じ上げてなかったんですけど、私が印象に残っているのはReHacQ(リハック)…あ、言っていいんでしたっけ、別の媒体…」と確認しながら「ReHacQさんの討論会の時に、公益通報の問題とか内部告発の問題について、ご自身がやられたという観点から、すごく問題点の本質をとらえておられるな、というのが、私が思っていたことと同じことを立花さんがおっしゃっていたので、そこはすごく共感させていただいたことがありますね」と語った。

立花氏は、斎藤氏の内部告発への対応について「あの状態ではああするしかなかったし、あれをしないともっと犯罪が広がっていた。それをまるで斎藤知事がやったことが違法だ、と言う人たちが僕はちょっと信じられなかった。それを機に、追い落とすような動きがあったので、真実を発信していくことによって、県民の、国民の信頼に応えたいと思っただけなんで」とコメントし、斎藤氏も時折うなずきながら聞き入った。

斎藤氏は選挙を振り返り「県民の皆さんの力ってやっぱりすごいな、と思いましたね。私、本当に、組織票も団体票も全くなかったので、特に後半の組織票の、おそらく締め付けはすごかったと思うんですよね。その中で県民の皆さん1人1人が、1票の重みというんですかね、これがムーブメントとして最後広がっていったということで、これは県民の勝利だと思います」とまとめた。

斎藤氏は、元尼崎市長稲村和美氏(52)ら無所属6新人を破り再選を確実にした。

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