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相生市長の机バンバン動画に批判相次ぐ 兵庫県知事選めぐり「なんでいちいち机叩いて話すの?」

日刊スポーツ / 2024年11月18日 12時9分

谷口芳紀・相生市長(2006年11月撮影)

17日に投開票された兵庫県知事選で当初劣勢が指摘されながら終盤の大逆転で斎藤元彦前知事(47)が勝利したことと関連し、敗れた稲村和美・前尼崎市長の支持を表明した兵庫県相生市の谷口芳紀(たにぐち・よしき)市長(75)の行為が、「威嚇」などとSNS上で拡散され、問題視されている。

選挙戦終盤の14日、兵庫県内の29市のうち22市の市長が「市長会有志」として県庁で記者会見し、稲村氏の支持を表明した。自治体首長が、選挙期間中に特定候補への支持表明をするのは異例で、稲村氏の選挙戦への影響を懸念する声も一部で出ていた。

拡散されている動画によると、その会見の席でコメントした谷口市長は「悪いやつを兵庫県から追い出して、新しい風を入れる人は誰や言うたら、稲村や!!」と述べ、前にあった机をバン!とたたいた。その上で「私は少なくとも(斎藤氏は)県知事として、資格がないのではないかとも思っておりますわ」と述べ、再び机をバン! とたたいた。横にいた別の市長は苦笑いの反応をみせているが、谷口氏はさらに「何が悪い!」などと述べ、再度、机をバンとたたいている。この様子は、17日夜の情報番組でも放送された。

斎藤氏は、パワハラ疑惑などを記した告発文書問題を受け、県議会による全会一致での不信任決議を突きつけられ、失職し、出直し知事選に立候補。当初の劣勢予想の中、SNSを駆使した選挙戦略を含めて急速に支持を広げ約110万4000票を獲得。稲村ら6人に圧勝した。

SNS上では「パワハラの無い社会をめざした稲村候補の応援がこれじゃ笑えないね」「齋藤元彦元知事のパワハラって机を叩いた、だったよね!」「なんでいちいち机叩いて話すの?? やってる事恫喝に近いよね 百条委員会開かないと!」「机を叩くのはパワハラじゃないのか!? まぁ、この時代の人にパワハラって言っても通じないだろうが、他人のパワハラは気に食わないらしい」など、厳しいコメントが相次いで寄せられている。

谷口氏は慶大卒。国会議員秘書をへて、2000年のに相生市長選で初当選した後、今年5月の市長選まで計6回、無投票当選を続けており、現在7期目。ネット上には「調べたらこの谷口よしき相生市長は、これまで6回連続の無選挙で当選している。信じられん」などのコメントもみられた。

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