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塩村文夏氏、兵庫県知事選めぐり「『ネットde真実』はビジネスが見え隠れするものの…」

日刊スポーツ / 2024年11月18日 12時13分

塩村文夏氏(2016年撮影)

立憲民主党の塩村文夏参院議員は18日、自身のX(旧ツイッター)を更新。知事失職に伴う兵庫県知事選で無所属の前職斎藤元彦氏(47)が再選を果たしたことであらためて話題となっている、ネットを活用した選挙活動について言及した。

塩村氏は「最近私は『私が言うとおかしいかも知れないけど、政治に興味を持って下さいとか選挙に行こうという“数を増やす”だけではなく、“政治の質”"をあげていこう』って呼びかけています」と、有権者の政治参加や投票に対する自身の考えについて切り出した。

そして、「『ネットde真実』はビジネスが見え隠れするものの、これまでの不信を招く政治のやり方が生んでしまった現象だと思います。世界もこの流れ」と指摘した。

「ネットde真実」とは、ネット上の情報が正しいとうのみにする人々などを指すネットスラング。パワハラなどの疑惑告発文書問題を巡り、兵庫県議会で全会一致の不信任決議を受け自動失職した斎藤氏をめぐっては、審議の判断が難しい情報もネット上に飛び交ったが、大手メディアへの不信を抱く人々が斎藤氏を擁護し、今回の選挙で支持にまわったと指摘する声も少なくない。

立憲民主党元参院議員の蓮舫氏も自身のXで、兵庫県知事選だとは言及していないものの「選対は勝利のため、SNSはインプレッションのため。ネットde真実が広がり、それがあたかも事実となって拡散されたかのよう。なぜ再選挙になったのかが覆い隠された選挙だったのではないでしょうか」と投稿した。

塩村氏は、同知事選後に一部コメンテーターが「ネットで『実は既得権と闘う知事だから、貶められた』とか様々なことが拡散されていたが、それが事実か検証する必要がある」と発言していたと紹介した上で、「その検証は投票箱が閉まる前にファクトチェック出来なかったものか…と思ってしまいます。事実をベースに有権者は投票できることは大切だよね」と複雑な思いを記した。

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